柳澤宗光

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柳澤 宗光(やなぎさわ むねみつ)は日本の歯科医師、歯学博士、矯正歯科医。低年齢児に使用可能なマウスピース型機能的矯正装置ムーシールドを1983年に考案したことで知られる[1]。現在、調布矯正歯科クリニック院長、日本大学歯学部小児歯科学講座兼任講師、国立ラオス大学医学部名誉教授[2]

略歴[編集]

1974年に日本大学歯学部卒業後、同大学小児歯科学教室に所属、在籍中に博士号を修得(乙第2395号)[3]し、1983年に開業[2]。1990年~日本矯正歯科学会認定医[4]。2020年7月から、特定非営利活動法人歯科医学教育国際支援機構監事[5]

発表論文[編集]

  • 機能的矯正装置による反対咬合者の治療に関する研究 - 日本矯正歯科学会誌 44(4),734(1985)
  • 幼児期、反対咬合症例に用いるオーラルシールドについて - 小児歯科学会誌 27(1),261(1989)
  • 機能的矯正装置による幼児期、成長期反対咬合の治療について - 臨床矯正ジャーナル 12(12),57-76(1996)
  • ムーシールドによる反対咬合の初期早期治療 - 臨床科のための矯正 YEARBOOK'04,125-132(2004)
  • ムーシールドによる乳歯列期反対咬合の初期早期治療 - 小児歯科臨床11(10),37-45(2006)

著書[編集]

  • 柳澤宗光『月刊柳澤宗光―「ムーシールド」による反対咬合の早期処置治療 筋機能訓練装置』デンタルダイヤモンド社、2009年10月1日。ISBN 978-4885101885 

映像[編集]

  • 柳澤宗光『生涯研修ライブラリNo.0406 ムーシールド(機能的顎矯正装置)による反対咬合の早期初期治療』(ビデオテープ、DVD)日本歯科医師会 [6]

脚注[編集]

  1. ^ 反対咬合用オーラルシールド ムーシールドの臨床応用”. ロッキーマウンテンモリタ. 2011年3月6日閲覧。
  2. ^ a b 略歴”. 調布矯正歯科クリニック. 2023年12月23日閲覧。
  3. ^ 柳澤宗光「第1大臼歯の齲蝕罹患に関する研究 : 萌出時期と萌出過程について」日本大学、1980年、NAID 500000276376 
  4. ^ 認定医・専門医名簿検索”. 日本矯正歯科学会. 2011年3月6日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ 特活) 歯科医学教育国際支援機構 役員名簿”. 特定非営利活動法人歯科医学教育国際支援機構. 2023年12月23日閲覧。
  6. ^ 「生涯研修ライブラリー案内」『日本歯科医師会雑誌』第58巻第10号、日本歯科医師会東京都、2006年1月、1009頁、ISSN 0047-1763 

外部リンク[編集]