柑玉糖

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柑玉糖(かんぎょくとう)は、和菓子のひとつである。

概要[編集]

ミカンの皮、種、袋を取り去り、白砂糖を加え、練って煮詰め、火から下ろす。浸し寒天に水を注いで煮溶かして、白砂糖を加え、煮詰め、煮詰めた蜜柑に毛篩ですきこみ、ふたたび火にかけて濃く練り合わせ、重箱などの容器に流し、冷やし固める。

江戸時代天保年間、江戸、深川佐賀町船橋屋織江が売り出したものである。 酸味を和したから、容易に結晶することがなく、日持ちがよかったという。