末梢神経障害
末梢神経障害 | |
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Micrograph showing a vasculitic peripheral neuropathy; plastic embedded; Toluidine blue stain | |
概要 | |
種類 | Predominantly sensory, predominantly motor, sensory-motor, and autonomic neuropathy[1] |
診療科 | Neurology |
症状 |
Sensory: Numbness, neuropathic pain, poor balance[1] Motor: Muscle weakness, twitching, muscle shinking[1] Autonomic: Trouble with heat, excess sweating, trouble swallowing[1] |
原因 | Diabetic neuropathy, alcoholic neuropathy, Guillain-Barré syndrome, carpal tunnel syndrome, meralgia paresthetica, complex regional pain syndrome, injury, poor blood flow, autoimmune, kidney or liver problems, vitamin B12 deficiency, paraneoplastic syndromes, certain medications including chemotherapy, genetics, shingles, Lyme disease, HIV/AIDS, unclear[1][2] |
診断法 | Based on symptoms, examination, and blood tests[1] |
治療 | Based on underlying cause, nortriptyline, duloxetine, gabapentin[1] |
頻度 | 1 to 7% of people[2] |
分類および外部参照情報 | |
Patient UK | 末梢神経障害 |
末梢神経障害(まっしょうしんけいしょうがい、英: Peripheral neuropathy)は、ときに神経障害(英: neuropathy)と短縮されることもあり、末梢神経の損傷、つまり脳や脊椎などの中枢から全身につながる神経の損傷である[1]。症状は、損傷した神経(運動神経、感覚神経、自律神経)の種類によって異なる[1]。症状には、筋肉の衰弱、けいれん、筋委縮、しびれ、神経障害性疼痛、平衡感覚の低下、暑さ対応障害、過剰な発汗、嚥下障害、などがあげられる[1]。発症は数日から数年かかることがある。発症は肢や手から始まることが多い[2]。
一般的みられる末梢神経障害の種類には、糖尿病性神経障害、アルコール性神経障害、 ギランバレー症候群、 手根管症候群、感覚異常、複合性局所疼痛症候群、などがあげられる[1][2]。この他の原因には、外傷、血流不良、自己免疫疾患、腎臓や肝臓の障害、ビタミンB12欠乏症、ビタミンB6欠乏症、腫瘍随伴症候群、化学療法などに使用される薬剤、遺伝子疾患、帯状疱疹、ライム病、HIV/AIDSなどであるが原因が不明なままのケースもある[1][2]。診断は、症状と検査に基づいておこなわれる[1]。一般的に糖尿病、ビタミン、肝臓、甲状腺、腎臓の機能について血液検査がおこなわれ、同時に異常なたんぱく質の検査もおこなわれる場合がある[1][2]。この他にも、神経伝導速度、 筋電図、神経生検などの検査がある[1]。
根本的な原因に対処できれば、時間の経過とともに回復する可能性がある[1]。この他の役立つ可能性のある対策には、禁煙、運動、血糖値のコントロールなどがあげられる[1]。自己免疫疾患の場合は、プレドニゾロン、シクロスポリン、アザチオプリンなどの薬剤によって改善する可能性がある[1]。血漿交換も役に立つ特定のケースもある[1]。痛みの緩和には、ノルトリプチリン、デュロキセチン、ガバペンチンなどの薬剤が用いられる[1]。
末梢神経障害は、約1%から7%の人が罹患する[2]。糖尿病患者の多くて半数が罹患している[2]。50歳を過ぎると一般的にみられる疾患である[2]。この症状は1880年にジョセフ・ジュール・デジェリンによって明確に説明された[3]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t “Peripheral Neuropathy” (英語). National Institute of Neurological Disorders and Stroke. 26 August 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。23 September 2023閲覧。
- ^ a b c d e f g h i Castelli, G; Desai, KM; Cantone, RE (15 December 2020). “Peripheral Neuropathy: Evaluation and Differential Diagnosis.”. American family physician 102 (12): 732-739. PMID 33320513.
- ^ Ouvrier, Robert A.; Ouvrier, Robert; Mcleod, J. G.; Pollard, J. D. (1999). “1. Historical perspective: overview of paediatric aspects of the neuropathies” (英語). Peripheral Neuropathy in Childhood. Cambridge University Press. p. 1. ISBN 978-1-898683-17-9. オリジナルの20 October 2023時点におけるアーカイブ。 23 September 2023閲覧。