座本大汪

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※『汪』の字は正式には『王』の上に『山』を付与。

座本 大汪(ざもと だいおう、1950年11月12日 - )は広島県福山市赤坂町生まれの書家。日展総理大臣賞受賞者である劉蒼居や、毎日芸術賞を受賞した金子卓義に師事。2010年に開かれた自身の還暦記念個展を評価され2011年6月9日に第24回毎日書道顕彰・芸術部門を受章。

経歴[編集]

1950年11月12日、広島県福山市赤坂町に生まれる。

1957年より兵庫県に移住し、活動拠点を兵庫県加古川市に定める。

1984年の第16回日展に初入選し、以降第29回日展までの期間で計9回入選。

2000年に自身が代表を務める書法研究嚶嚶を発足し、これまで師事を仰いだ劉蒼居の言葉「字を書くということは人間修行の総称である」を教訓に、漢字書家として古典研究に務める。

2010年に自身の還暦を記念して、兵庫県立美術館王子分館・原田の森ギャラリーにて開催された個展が評価され、2011年6月9日に第24回毎日書道顕彰・芸術部門受章。

2021年に自身の古稀を記念して、兵庫県立美術館王子分館・原田の森ギャラリーにて個展を開催。壁面37mの大作を飾る。

書歴[編集]

1971年 松本龍鳳に師事、木村知石(玄雲社)にも指導を仰ぐ

1984年 第16回日展初入選(以降1997年第29回日展まで計9回入選)

1988年 書法研究芳祥会を発足し代表に就任

1993年 劉蒼居(玄心会)に師事

1995年 読売新聞社賞受賞

1997年 読売新聞社賞受賞

1998年 読売書法会 理事に就任

2000年 金子卓義(創玄会 / 洪鳳社)に師事

2000年 書法研究嚶嚶(おうおう)を発足し代表に就任

2001年 毎日書道展 審査会員に就任

2010年 兵庫県立美術館王子分館・原田の森ギャラリーにて還暦記念展を開催

2011年 第24回毎日書道顕彰・芸術部門受章

2021年 兵庫県立美術館王子分館・原田の森ギャラリーにて古稀記念展を開催

外部リンク[編集]