コンテンツにスキップ

大和田貯蓄銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大和田貯蓄銀行(おおわだちょちくぎんこう)は、大正期に福井県嶺南地方で設立された、貯蓄銀行

概要

[編集]

1921年大正10年)12月、同年4月に制定された貯蓄銀行法に基づき、大和田銀行を母体に設立[1]。それまでも貯蓄銀行条例に基づく貯蓄銀行はあったものの、資本力の弱い銀行が多かったことから、同法では、最低資本金を50万円に定め統合整理を実施。大和田銀行系列でも、大和田貯金銀行があったものの、前年に大和田銀行に統合されていた[2]。戦時中に親銀行の大和田銀行に吸収合併された[1]

沿革

[編集]
  • 1921年(大正10年)12月9日 - 設立[1]
  • 1943年(昭和18年)12月1日 - 大和田銀行に合併[1]

役員

[編集]

『銀行会社要録 附・役員録 第27版』

[編集]

『日本全国諸会社役員録 第43回』

[編集]
  • 社長・大和田荘七[4]
  • 常務取締役・大和田金之助[4]
  • 取締役・大和田正吉[4]
  • 監査役・木原大蔵、土谷慶治郎[4]

大株主氏名及持株数

[編集]

『銀行会社要録 附・役員録 第27版』

[編集]
  • 大和田荘七 6000[3]
  • 大和田銀行 3000[3]
  • 大和田正吉 500[3]

脚注・出典

[編集]
  1. ^ a b c d 北陸銀行調査部百年史編纂班『北陸銀行 創業百年史』北陸銀行、1978年。 
  2. ^ 福井県『福井県史 通史編5 近現代一』福井県、1994年。ISBN 9784938772048 
  3. ^ a b c d e f 『銀行会社要録 附・役員録 第27版』福井県1頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年12月17日閲覧。
  4. ^ a b c d 『日本全国諸会社役員録 第43回』福井県 下編332頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年12月17日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 東京興信所編『銀行会社要録 附・役員録 第27版』東京興信所、1923年。
  • 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 第43回』商業興信所、1935年。