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土地鑑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

土地鑑(とちかん)とは、ある一定の範囲の地域における地形地理道路の構造、家屋建物の配置、さらには生活習慣などについての知識経験が身についていることを指す。元は警察用語[1]。現在は「土地勘」の表記の方が一般的である。

表記について

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しばしば「土地」と表記されることがあるが、これは、ある「土地」についての「」がはたらく、あるいは「勘」がいい、といった連想からくる誤用であった。推理小説などでも「土地勘」と表記されることがある。

現在は誤用が定着しているため読売新聞以外の新聞社テレビ東京以外の放送局では「土地勘」ないし「土地カン」を採用している[2][3]

脚注

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  1. ^ 土地カンのカン
  2. ^ 新聞の用字用語は日本新聞協会新聞用語懇談会で新聞、通信、放送各社の用語委員が相寄って審議している。報道各社はその審議結果を尊重し、それぞれ自社用記者ハンドブックを編集、これを基に用字用語を実施している。 「土地勘」の場合、昭和五十六年版同懇談会編『新聞用語集』では「土地感」「土地勘」は共に誤りとして「土地鑑」または「土地カン」と書くことになっていた。しかし、その後言葉が変化したことにより、もはや「土地勘」を誤記として切り捨てられないと判断。同懇談会で見直し、この表記を統一表記として採用するに至った。 現在各社ハンドブックによると、産経、朝日、毎日、日経の各新聞社、共同、時事の両通信社が「土地勘」としている。こうした中、読売は「土地鑑、土地カン」と従来通りの表記を採用。これは同紙の独自判断によるもの(1996年5月1日(水)産経新聞朝刊『新聞報道に関する疑問』、編集委員・塩原経央の署名記事より)。
  3. ^ 5425「土地勘?土地鑑?」

関連項目

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外部リンク

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