佐波山トンネル
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佐波山トンネル(さばやまトンネル)は、山口県の佐波山の山麓を越える国道262号にあるトンネルである。山口市と防府市を結んでいる。
概要
[編集]現在のトンネルは複線型で、上下線が分離している。国道262号でも交通量の多い区間[要出典][1]にある。
2009年の豪雨(平成21年7月中国・九州北部豪雨)の際はトンネル付近で土砂崩れがあったため、トンネルを含む付近の区間が通行止めになった[2]ほか、2010年に発生した豪雨においても、このトンネルは通行止めになった[3]。
変遷
[編集]- 江戸時代には、現在の佐波山トンネルのほぼ上を萩往還が通っていた。現在も道筋は残っている。
- 1887年、佐波山洞道(さばやまどうどう)が開通した。全長518mは開通当時、道路トンネルとしては日本第3の長さであった[4]。
- 1914年、防府と山口を結ぶ乗合自動車(バス)がトンネルを通って運行を始めた[5]。
- 1971年、佐波山トンネル(新しいトンネル)が開通した[6]。
- 1973年9月、旧洞道の改修[要出典]が終了し、複線での供用が開始された(改修された旧洞道[要出典]は防府方面行き、1971年竣工のトンネルを山口方面行きとする)[7][8]。
規格
[編集]- 車線 - 両側4車線(トンネル部は片側2車線となっており、上下線別に2つのトンネルが供用されている。)
- 制限速度 - 60km/h
周辺
[編集]- 右田ヶ岳
- 防府市斎場
脚注
[編集]- ^ https://www.mlit.go.jp/road/census/h27/data/pdf/kasyo35.pdf
- ^ 平成21年7月中国・九州北部豪雨災害 写真報告(第1報) (PDF) - 消防科学総合センター(2009年7月30日付、2010年1月16日閲覧)
- ^ 7月13日からの大雨に関する情報について (PDF) - 山口市(2010年8月22日閲覧)
- ^ 佐波山洞道の題額 - サンデー山口(2002年12月20日付、2010年8月22日閲覧)
- ^ 近代の交通(道路と橋) - ほうふWeb歴史館(防府市、2010年8月22日閲覧)
- ^ 歴史年表「昭和」 - ほうふWeb歴史館(防府市、2010年8月22日閲覧)
- ^ 1971-1975年の写真 - 防府市(2010年8月22日閲覧)
- ^ http://www.ccba.or.jp/archives/pdf/y_sabayamazuidou.pdf