レール山越器
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レール山越器(レールやまこしき)は、鉄道の保線作業においてレールを吊り上げて移動させるための機材である。
構造
[編集]レール山越器は、角パイプを2本並べた走行桁と、その両端に走行桁を支える支持脚(高さ約1メートル)が取り付けられている。本体材質はアルミ製が主流。
走行桁の上を走行車輪を取り付けたチェンブロック(手動巻上げ式ホイスト)が走行し、レールを吊り上げた状態で桁方向に移動できる。通常は2台を1組として定尺レールの両端を吊り上げるが、吊り上げるレールの長さによって1本のレールを複数台の山越器で吊り上げる場合もある。標準的な山越器は耐荷重1.5トンで支持脚は片側が高さを自在に変更できる伸縮式で、もう片側は固定式を装備している。
走行桁長さは3メートルが主流だが、1メートルから5メートルのものが存在する。レール用のほか、分岐器用(耐荷重3トン)やレール運搬車積降用(脚高さ3メートル)など、多くのバリエーションが存在する。
製造メーカー
[編集]- 日本国内
販売業者
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 日本国内のレール山越器メーカー