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リュウキュウヒメカタベ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リュウキュウヒメカタベ
リュウキュウヒメカタベ オーストラリア産
分類
: 動物Animalia
: 軟体動物Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
亜綱 : 古腹足亜綱 Vetigastropoda
: ニシキウズガイ目 Trochida
上科 : ニシキウズガイ上科 Trochoidea
: ヒメカタベガイ科 Liotiidae[1][2]
: ヒメカタベガイ属 Liotinaria
: リュウキュウヒメカタベ L. peronii
学名
Litionaria peronii
(Kiener, 1838)[1]
和名
リュウキュウヒメカタベ(琉球姫片部)

マドモチヒメカタベ(窓持姫片部)
コンゴウヒメカタベ(金剛姫片部)

英名
Pacific liotia
Peron’s delphinula

中名 小金刚蝾螺 (xiǎo jīn gāng róng luó)

リュウキュウヒメカタベ(Leotinaria peronii)は、ヒメカタベ科(Liotiidae)の巻貝で、殻高は約1cm以下。ヒメカタベ科は、約1億年前の白亜紀にニシキウズガイ科(Trochidae)から分化したことが示唆されている[2]。殻口が円形の小型で白色の巻貝で、底面に臍孔が開く。本種の螺層は、縦肋と螺肋に囲まれて台形状にくぼみ、底面には臍の周りに穴が並ぶ。熱帯西太平洋の浅海の砂礫底に棲む[3]。やや大型の貝をマドモチヒメカタベ(Liotina fijiensis), 殻高が殻幅に比べて大きめの貝はコンゴウヒメカタベと呼ばれたが[4]、現在ではこれらは同じ種の Liotina peronii と見なされている[1]

出典

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  1. ^ a b c Liotinaria peronii”. WoRMS. 2021年4月11日閲覧。
  2. ^ a b Suzanne T. Williams, Satoshi Karube & Tomowo Ozawa (2008). “Molecular systematics of Vetigastropoda: Trochidae, Turbinidae and Trochoidea redefined”. Zoologica Scripta 37: 483-506. 
  3. ^ 奥谷喬司『世界文化生物大図鑑『貝類』 p.41』世界文化社、2004年。ISBN 4-418-04904-5 
  4. ^ 波部忠重; 小菅貞男 (1966/1/15). 原色世界貝類図鑑(II)熱帯太平洋編 p.10. 保育社 

外部リンク

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