ヤン・グリフィエール
ヤン・グリフィエール Jan Griffier | |
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ヤン・グリフィエール作の風景画 | |
生誕 |
1652年ころ アムステルダム |
死没 |
1718年 ロンドン |
ヤン・グリフィエール(Jan Griffier、1652年ころ - 1718年)は、オランダ生まれの画家、版画家である。風景画などを描いた。1660年代半ば以降はロンドンで働き、人気になった。同名の画家になった息子のヤン・グリフィエール2世(Jan Griffier II: 1688-c.1750)と区別するためにヤン・グリフィエール1世とも呼ばれる。
略歴
[編集]ヤン・グリフィエールの生涯については18世紀初めに画家の伝記を出版したアルノルト・ホウブラーケン(1660–1719)の著書からの情報によっている[1] 。アムステルダムで生まれ、大工や陶器の絵付け師の見習いをした後、風景画家、ローラント・ロフマン(Roelant Roghman: 1627-1692)から学んだとされる[1]。レンブラント(1606-1669)やヤーコプ・ファン・ロイスダール(c.1628-1682)、ヨハネス・リンゲルバッハ(1622-1674)といった画家の作品からも学んだ。イギリスで働いていたアムステルダム出身の風景画家のヤン・ローテン(Jan Looten: 1617/1618–c.1681)のもとで働くためにロンドンに移った[2] 。ロンドンに移った時期は定かでないがグリフィエールは1666年のロンドン大火を描いた作品を残し、この作品は版画にされて出版された[3]。
ロンドンで人気を得て、ロンドンで結婚した。オランダやイタリアの巨匠の作品の模写もした。経済的に成功し邸を建てヨットを購入し、テムズ川をヨットで航海した後、1695 年にオランダにヨットで戻ろうとし、フリース川の河口で座礁し、家族ととも救出されたが財産のほぼすべてが失った。その後ロッテルダムなどで働き、再び船を購入し、オランダ各地を旅しながら働いた。10年ほどオランダで働いた後、再びイギリスで働き、1718年にロンドンで没した。
息子ののロベルト・グリフィエール(Robert Griffier: c.1675-c.1736)とヤン・グリフィエール2世も画家になりイギリスで働いた。
作品
[編集]-
スケーターのいる冬の風景 (c.1700)
Hallwyl Museum -
川から見たグリニッジの風景(1700/1710)
Yale Center for British Art -
川の風景
アルテ・ピナコテーク
脚注
[編集]- ^ a b Arnold Houbraken: De groote schouburgh der Nederlantsche konstschilders en schilderessen. Band 3 (1718), S. 357 ff.
- ^ RKD entry on Jan Griffier
- ^ Lionel Henry Cust: Griffier, Jan. In: Leslie Stephen, Sidney Lee (Hrsg.): Dictionary of National Biography. Band 23: Gray – Haighton. MacMillan & Co, Smith, Elder & Co., New York City / London 1890, S. 224–225 (englisch, Volltext
参考文献
[編集]- Griffier (Jan). In: Johann Samuel Ersch, Johann Gottfried Gruber (Hrsg.): Allgemeine Encyclopädie der Wissenschaften und Künste. 1. Sektion, Band 91, F. A. Brockhaus, Leipzig 1871, S. 61.
- Lionel Henry Cust: Griffier, Jan. In: Leslie Stephen, Sidney Lee (Hrsg.): Dictionary of National Biography. Band 23: Gray – Haighton. MacMillan & Co, Smith, Elder & Co., New York City / London 1890, S. 224–225 (englisch, Volltext [Wikisource]).
- H. Schneider: Griffier, Jan I. In: Ulrich Thieme, Fred. C. Willis (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 15: Gresse–Hanselmann. E. A. Seemann, Leipzig 1922, S. 26–27.