マルペール

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マルペール(Malepère)は、フランス南部ラングドック=ルシヨン地域圏オード県西部のリムー周辺に位置するワイン産地である。

2007年5月2日に、VDQSワインのコート・ド・ラ・マルペールがAOCに昇格し、その際に名称も短縮されてマルペールになった。39ヶ村の620haの畑で、赤とロゼが生産されている。

この地区のワインは、いわゆる南仏でありながら、メルローを50%以上、カベルネ・フランを20%以上、そのほかは30%以下で、最低8割はボルドーのぶどう品種を使うように指定されていることである。

赤はライト・ボディ、ロゼはさっぱりした辛口で、さほど優れたものではないため、ほとんどが地元で消費され、日本にはあまり入荷していないようである。まだこれからといった産地である。

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