マウロ・アウグスティーニ

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マウロ・アウグスティーニ
出生名 マウロ・アウグスティーニ
Mauro Augusutini
生誕 (1941-06-17) 1941年6月17日(82歳)
出身地 イタリアの旗 イタリアヴェネツィア市 メオロ
学歴 ミラノ・ヴェルディ音楽院
ジャンル オペラ
職業 歌手
活動期間 1950年代-

マウロ・アウグスティーニイタリア語表記:Mauro Augustini)は、イタリア生まれのハイ・バリトン歌手マリオ・デル・モナコの最後の弟子であり、名オペラ歌手である。また、後進の指導にも積極的で、特に身体を効率的に使って響かせる発声法の指導に定評があり、世界中で数多くの歌手を育てている。

来歴[編集]

アカデミック[編集]

トレヴィーゾのトーティ・ダル・モンテ声楽コンクール優勝 「ガレッフィ」「バスティアニーニ」の両賞をパルマにて受賞,ミラノ・ヴェルディ音楽院のピエール-ミランダ・フェッラーロのクラスで学ぶための奨学金を得る ヴォーカル・テクニックをマリオ・デル・モナコに,演技・表現などをティート・ゴッビに師事し,またエンツァ・フェッラーリのもとでオペラを学ぶ

楽歴[編集]

1978年5月サラゴサ(スペイン)にてジャコモ・プッチーニ作曲のオペラ《トスカ》のスカルピア役でデビュー。その後すぐにピストイアにて《トスカ》、コルテ・マラテスティアーナ・ディ・ファーノ (ペーザロ)とロヴィーゴにてルーナ伯爵《トロヴァトーレ》、トレヴィーゾのテアトロ・コムナーレ、パドヴァとロヴィーゴにてトニオ《道化師》を次々と歌い活躍をはじめる。現在に至るまでヴェルディ・バリトン、ドラマティック・バリトンとして常に主要な役を各国の劇場で歌い、国際的に成功を収めている。

主な出演[編集]

  • リエージュ(ベルギー)にて《道化師》
  • リスボンとクラゲンフルトにてエツィオ《アッティラ》
  • カルガリーにて《トロヴァトーレ》とドン・カルロ《運命の力》
  • リオ・デ・ジャネイロにて《ナブッコ》と《トロヴァトーレ》
  • カッセル(ドイツ)にてジョルジョ・ジェルモン《椿姫》《トロヴァトーレ》バルナバ《ジョコンダ》ロドリーゴ《ドン・カルロ》
  • ブッセートのロンコーレ村のヴェルディ・フェスティヴァルにてドン・カルロ《エルナーニ》アモナスロ《アイーダ》《トロヴァトーレ》《椿姫》
  • ミュンヘン国立歌劇場にてアルフィオ《カヴァレリア・ルスティカーナ》と《道化師》
  • ケープ・タウン(南アフリカ)にてフィガロ《セヴィリアの理髪師》《ジョコンダ》《トロヴァトーレ》
  • ボン歌劇場にて《カヴァレリア・ルスティカーナ》《道化師》《ジョコンダ》ミケーレ《外套》ジャック・ランス《西部の娘》《トスカ》
  • ヴェローナ野外劇場にて《アイーダ》
  • マチェラータ野外劇場にて《トスカ》と《マクベス》
  • セヴィリアの万国博覧会にて《アイーダ》イアーゴ《オテッロ》《椿姫》
  • モンテレイ(メキシコ)にて《リゴレット》
  • プロフディフ(ブルガリア)の古代ギリシャ円形劇場にて開催されているヴェルディ・フェスティヴァルに毎年招待され《ナブッコ》《アイーダ》《椿姫》《オテッロ》《ドン・カルロ》《トロヴァトーレ》モンフォルテ《ヴェネツィアの晩鐘》《カヴァレリア・ルスティカーナ》《道化師》
  • コルーニャ(スペイン)にて《マクベス》
  • セヴィリアの万博にて《道化師》と《トスカ》
  • アントワープとブリュッセル(ベルギー)にて《リゴレット》と《ナブッコ》
  • ボンにてゴンザレス《グワラニー》と《セヴィリアの理髪師》
  • ハノーファーにて《リゴレット》
  • ケープタウンにて《ナブッコ》
  • イスタンブールにてレナート《仮面舞踏会》《アイーダ》《ナブッコ》アンカラにて《外套》
  • リーガ(ラトヴィア)にて《ドン・カルロ》
  • マカオにて《トロヴァトーレ》
  • ボンにて《ナブッコ》
  • リスボンにて《外套》
  • アムステルダムにて《アイーダ》
  • カイロにて《オテッロ》
  • アテネにて《ナブッコ》
  • ニースにて《道化師》
  • ゾーフィンゲンのフェスティヴァルの開幕で《ナブッコ》
  • イェージ(アンコーナ)にて《トスカ》
  • コゼンツァにて《ナブッコ》
  • ウィーンにて《ジョコンダ》
  • モスクワなどロシア各地で《トロヴァトーレ》《リゴレット》とコンサート
  • ケープ・タウンにて《椿姫》
  • ブカレストにて《トロヴァトーレ》
  • ブラジルにて《カヴァレリア・ルスティカーナ》
  • モスクワにて《ナブッコ》
  • マリボール(スロヴェニア)にて《マクベス》
  • カッラーラにて《カヴァレリア・ルスティカーナ》と《道化師》
  • スコピエ(マケドニア)にて《運命の力》
  • オランダ各地で《西部の娘》
  • マリボールにて《エルナーニ》と《椿姫》
  • ルビアーナの夏のフェスティヴァルにて《ナブッコ》《椿姫》《マクベス》
  • マッサ・マリッティマにて《マクベス》
  • コルトーナにて《リゴレット》
  • フィエーゾレにて《アイーダ》
  • ヴィテルボにて《アイーダ》
  • イェーゾロにて《ナブッコ》
  • タオルミナにて《カルメン》と《アイーダ》
  • マリボールのヴェルディ・フェスティヴァルにて《リゴレット》《ドン・カルロ》《エルナーニ》《マクベス》《椿姫》《トロヴァトーレ》《オテッロ》
  • フォッジャにて《トロヴァトーレ》
  • スペインにて《カヴァレリア・ルスティカーナ》ベオグラード国立歌劇場にて《トロヴァトーレ》
  • トロントにて《トスカ》
  • ヴィスバーデン国立歌劇場にて《西部の娘》
  • カイロにて《トスカ》
  • ルビアーナにて《椿姫》
  • トロントにて《アイーダ》
  • オデッサのフェスティヴァル(ウクライナ)とキジナウ(モルダヴィア)のマリア・ビエズ・フェスティヴァルにて《リゴレット》
  • カイロにて《仮面舞踏会》
  • オデルツォにて《リゴレット》
  • スパーラト(クロアチア)のフェスティヴァルにて《アイーダ》
  • ルビアーナのフェスティヴァルにて《トスカ》
  • キジナウのフェスティヴァルにて《仮面舞踏会》
  • トロントにて《ナブッコ》
  • ソウルにて《トスカ》
  • プロフディフの野外劇場にて《ナブッコ》
  • コスタンツァのガラ・コンサートにて《アイーダ》
  • アスペンドス(トルコ)の古代ローマ円形劇場にて《リゴレット》
  • ウィーンにて《マクベス(初版)》
  • プラハにて《ナブッコ》と《リゴレット》
  • オーストリア、ドイツ、オランダなどのツアーで《ナブッコ》と《アイーダ》

来日[編集]

日本では1987年に《トロヴァトーレ》と《カルメン(演奏会形式)》(藤原歌劇団),2003年5月に《椿姫》,10月に《トスカ》(プラハ国立歌劇場)

出典[編集]

出演動画[編集]