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ベンハイ川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベンハイ川
ベンハイ川に架かるヒエンルオン橋
延長 100 km
水源 アンナン山脈
河口・合流先 ベトナムの東海
流域  ベトナム
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南北ベトナム間の軍事境界線と非武装地帯(灰色)が設置されていた頃のベンハイ川流域図(1969年)

ベンハイ川ベトナム語: Sông Bến Hải/瀧𤅶海)は、ベトナムクアンチ省を流れる河川

地理

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アンナン山脈に端を発し、北緯17度線付近をおおよそ東の方向へと流れて、南シナ海へと直接注ぐ。長さは約100kmであり、幅の最も広い場所での川幅は約200mに達する。河口部はクアンチ省ヴィンリン県(永霊)とゾーリン県(由霊)の境界となっている。

歴史

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ベンハイ川は、かつてベトナム中部における重要な国境線となった河川であった。ジュネーブ協定によって、北緯17度線北ベトナム南ベトナムとの軍事境界線となり、この川がほぼその北緯17度線上に存在したからである。同協定によって、この軍事境界線付近には非武装中立地帯(Demilitarised Zone。略してDMZ)が設定されていたが、その範囲は、おおむねベンハイ川を中心とする幅約4kmの場所であった。よって、この川は非武装中立地帯の中心であったと説明されることがある[1]

この川に架かるヒエンルオン橋(ベトナム語Cầu Hiền Lương / 橋賢良)は、当時北半分が赤色に、南半分が黄色に塗られていた[2]

出典

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  1. ^ Ben Hai River (英語)
  2. ^ 伊藤千尋. 観光コースでないベトナム 歴史・戦争・民族を知る旅. 高文研. p. 117. ISBN 4-87498-167-4