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フライングチルダーズステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フライングチルダーズステークス
Flying Childers Stakes[1]
開催国 イギリスの旗イギリス
競馬場 ドンカスター競馬場
創設 1967年
2014年の情報
距離 芝直線5ハロン
(約1006メートル)
格付け G2[2]
賞金 賞金総額7万ポンド[2]
出走条件 2歳
負担重量 9ストーン(約57.2kg
  • ※牝馬は3ポンド(約1.36Kg)を減量。
  • G1・G2勝馬は3ポンド(約1.36Kg)加増
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フライングチルダーズステークス: Flying Childers Stakes)はイギリスで行われる2歳馬の重賞である。5ハロンで行われ、2013年の格付けはG2である。

概要

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フライングチルダーズステークスは、ドンカスター競馬場の直線5ハロン(約1006メートル)のスプリント距離で行われる。

1967年の創設時[注 1]から、2歳のトップクラスのスプリンターによる競走が行われてきた[3]

過去の優勝馬で代表的なものは1985年グリーンデザートで、グリーンデザートは後にジュライカップスプリントカップに勝ち、種牡馬として大成功した[3]

フライングチルダーズステークスは、毎年9月に行なわれるドンカスター競馬場のセントレジャーフェスティバル開催中に行われ、セントレジャーの前日に施行されている。

競走名の由来

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フライングチルダーズステークスの名称は、18世紀の名馬フライングチルダーズからとられている。フライングチルダーズは、ドンカスター近郊のカールハウス(Carr House)で生産された。

フライングチルダーズステークスは1967年に創設された。創設当初は「ノーフォークステークス(Norfolk Stakes)」の名称だった。

1973年に、アスコット競馬場の「ニューステークス(New Stakes)」が「ノーフォークステークス」に改称した。これに合わせ、ドンカスター競馬場では従来の名称を現在の「フライングチルダーズステークス」に改めた。フライングチルダーズステークスは、この年からG1に格付けされたが、1979年にG2に降格した。

歴代優勝馬

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*印は日本輸入馬。国際競走出走などによる一時的な入国も含む。

1967 - 1972 (ノーフォークS時代)

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  • 1967: D'Urberville
  • 1968: Tower Walk
  • 1969: *トライバルチーフ
  • 1970: Mummy's Pet
  • 1971: Rose Dubarry
  • 1972: Marble Arch

1973 - 1978 (G1時代)

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施行年 格付 距離 優勝タイム 優勝馬 備考
1973 G1 5f(約1006m) 1:00.8 Gentle Thoughts
1974 G1 5f(約1006m) 1:01.8 *ホットスパーク
1975 G1 5f(約1006m) 1:01.0 *ヒッタイトグローリー
1976 G1 5f(約1006m) 1:02.8 Mandrake Major
1977 G1 5f(約1006m) 1:02.5 Music Maestro
1978 G1 5f(約1006m) 1:01.8 Devon Ditty

1979 - (G2時代)

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  • 1979: Abeer
  • 1980: Marwell
  • 1981: Peterhof
  • 1982: Kafu
  • 1983: Superlative
  • 1984: Prince Sabo
  • 1985: Green Desert
  • 1986: Sizzling Melody
  • 1987: Gallic League
  • 1988: Shuttlecock Corner
  • 1989: 中止[※ 1]
  • 1990: Distinctly North
  • 1991: Paris House
  • 1992: Poker Chip
  • 1993: Imperial Bailiwick
  • 1994: Raah Algharb
  • 1995: Cayman Kai
  • 1996: Easycall
  • 1997: Land of Dreams
  • 1998: Sheer Viking
  • 1999: Mrs P
  • 2000: Superstar Leo
  • 2001: Saddad
  • 2002: Wunders Dream
  • 2003: Howick Falls
  • 2004: Chateau Istana
  • 2005: Godfrey Street
  • 2006: Wi Dud[※ 2]
  • 2007: Fleeting Spirit
  • 2008: Madame Trop Vite
  • 2009: Sand Vixen
  • 2010: Zebedee
  • 2011: Requinto
  • 2012: Sir Prancealot
  • 2013: Green Door
  • 2014: Beacon[4]
  • 2015: Gutaifan[5]
  • 2016: Ardad[6]
  • 2017: Heartache[7]
  • 2018: Soldier's Call[8]
  • 2019: A'Ali [9]
  • 2020: Ubettabelieveit
  • 2021: Caturra
  • 2022: Trillium[10]
  • 2023: Big Evs[11]
  • 2024: Aesterius[12]
  1. ^ ※馬場に陥没ができたため開催中止。
  2. ^ ※ヨーク競馬場で開催。

脚注

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注釈

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  1. ^ このほか、1913年にドンカスター競馬場で「ノーフォークステークス」が開催された記録がある。ギャロップ・ジーガー フライングチルダーズステークス勝馬一覧2013年12月11日閲覧。

出典

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  1. ^ 2014 International Cataloguing Standards Book2014年11月19日閲覧。
  2. ^ a b IFHA 2014 Polypipe Flying Childers S2014年11月19日閲覧。
  3. ^ a b HRUK フライングチルダーズステークスの歴史2013年12月11日閲覧。
  4. ^ 2014年レース結果 - racingpost、2014年9月15日閲覧
  5. ^ 2015年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2015年9月17日閲覧
  6. ^ 2016年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2016年9月10日閲覧
  7. ^ 2017年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2017年9月16日閲覧
  8. ^ 2018年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2018年9月16日閲覧
  9. ^ 2019年レース結果”. racingpost (2019年9月13日). 2019年9月15日閲覧。
  10. ^ 2022年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2022年9月12日閲覧
  11. ^ 2023年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2023年9月16日閲覧
  12. ^ 2024年フライングチルダーズステークスレーシングポスト、2024年9月13日配信・閲覧

参考文献

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関連項目

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イギリス・2歳主要5ハロン戦

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