バイエラ属
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バイエラ属 | ||||||||||||||||||
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Baiera schencki の葉の化石
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地質時代 | ||||||||||||||||||
三畳紀 - 白亜紀 | ||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Baiera Braun, 1843 | ||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||
バイエラ属 | ||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||
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バイエラ属(学名:Baiera)は、裸子植物イチョウ綱に属する化石植物である。上部石炭紀に出現し、中生代を通じて生息し、特に最上部三畳紀に最も多く分布していた。葉柄が顕著ではなく、葉身の外形はくさび形である。カセキイチョウ属の区別は明確ではなく、形態的には重複する点が多い。葉上面の表皮細胞は、ほぼ等形で、細胞壁は直線状であり、乳頭状突起は見られない。下面では脈の間に数多くの気孔が分布する。表皮細胞の形は上面のものとほぼ同形であるが、乳頭状突起がある。気孔は4〜7個の厚く角皮化した副細胞に囲まれる。副細胞には乳頭状突起があり、開口部を覆う。孔辺細胞は、開口部に沿う部分を除き、薄く角皮化し、かなり沈む。葉の化石はよく知られているが、生殖器官についてはよく知られていない。表皮細胞や気孔の形態と分布は、種によってある程度の相違が見られる。ヨーロッパやシベリア各地のほかに中国・朝鮮のペルム系の地層から産出される。
主な種
[編集]- Baiera elegans Oishi(中生代前紀)
- Baiera filiformis Oishi(中生代前紀)
- Baiera furcata Oishi(中生代前紀)
- Baiera guilhaumati Zeiller(中生代前紀)
- Baiera minuta Oishi(中生代前紀)
- Baiera lindleyana (Schimper) Seward(中生代前紀)
- Baiera paucipartita Nathorst(中生代前紀)
- Baiera taeniata Braun (中生代前紀)
- Baiera brauniana (Dunker) Brongn (白亜紀初期)
関連項目
[編集]参照文献
[編集]- 木村達明『古生物学4』朝倉書店、1978年4月。ISBN 978-4-2541-6212-7。
- 遠藤隆次『植物化石図譜』朝倉書店、1966年4月30日。ISBN 978-4254162271。
脚注
[編集]- ^ 巌佐庸・倉谷滋・斉藤成也・塚谷裕一『岩波 生物学事典 第5版』岩波書店、2013年2月26日。ISBN 978-4-0008-0314-4。