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ニシキベラ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニシキベラ属
ニシキベラ Thalassoma cupido
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ベラ亜目 Labroidei
: ベラ科 Labridae
: ニシキベラ属 Thalassoma
学名
Thalassoma Swainson, 1839

ニシキベラ属(ニシキベラぞく、学名:Thalassoma)はスズキ目ベラ科に含まれる[1]

Kuiter(2015)によれば28種類が知られているが、インドー太平洋に種が多い。ほとんどの種が派手な色彩であり、観賞魚として飼育されることもある。また水族館ではよく見られる仲間である。

属の特徴

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体は細長いものが多い。多くの種では尾鰭の上下端が伸びる。色彩は多くの種で雄のほうが雌より派手な色をしている。幼魚は互いによく似ているものが多く、混同されやすいので注意が必要。一部の種では種間交雑により生じたと思われる個体も知られている。熱帯性のものが多い属であるが、温帯域を好む種もいる。ニシキベラターキッシュラス(オーネイトラス)などはその典型的なものである。一部の種は食用となっているが、概ね食用とはされていない。観賞魚として飼育もされるが、ある程度広い水槽が必要になる。

概ね夜間は岩陰などで休息する。

属に含まれる種

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並びは属名のアルファベット順。種の標準和名があるものはそれを[1]、ないものはKuiter(2015)[2]に従った。

参考文献

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  1. ^ a b 中坊徹次 編『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』東海大学出版会、2013年。 
  2. ^ a b Rudie H Kuiter (2015). Labridae fishes:Wrasses. Reef Builders and Aquatic photographics