ソーダ村のソーダさん。

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ソーダ村のソーダさん。』(ソーダむらのソーダさん)は、湖西晶による日本4コマ漫画作品。

一迅社発行の『まんが4コマKINGSぱれっと』にて2008年3月号から2009年6月号まで掲載された。

作品概要[編集]

舞台は北海道の山中。4年前の炎上事件で4人の死者を出し、現在はダム湖の湖底に沈んだ左右田神社(そうだじんじゃ)。事件について取材すべく現地を訪れた新米記者・古浦果子は、突如、事件直前の村にタイムスリップしてしまう。

犠牲者となる人たちと過ごす炎上事件までの1ヶ月を、ギャグとシリアスを巧みに使い分けながら描く、ミステリー4コマ漫画作品。

前作「ソーダ屋のソーダさん。」と同名の人物が多数登場するが、スター・システムとしての扱いであり、ストーリー上のつながりはない。

登場人物[編集]

★印の人物は、史実上4年前の炎上事件で死亡している。

古浦 果子(ふるうら かこ)
本作の主人公。
見習いのアルバイト記者で18歳。おっちょこちょいだが根は真面目な性格。
左右田神社炎上事件の取材のためにダム湖の周辺に来た際、雪の中に転落し、目を覚ますと4年前の左右田村にタイムスリップしていた。
4年前の世界で左右田神社に滞在し、事件の謎を探ろうとする。
斎田 光哉(さいだ みつや)
左右田村の元駐在。25歳。
取材に来た果子を、情報提供者としてダム湖周辺まで案内した。
4年前は駐在を務めており、沙和とは恋仲だった。
左右田 なつめ(そうだ なつめ)★
左右田神社の当主で中学生。当時14歳。
ダム建設には反対していた。
突然やって来た「居候」の果子に冷たく当たる。
左右田 沙和(そうだ さわ)★
なつめの従姉妹で左右田神社の巫女。当時20歳。
穏やかな性格。斎田とは神社の境内でイチャイチャすることも。
高原 清水(たかはら きよみ)★
左右田神社に住み込みで働いている巫女。当時34歳。
左右田神社の家事の一切を担当している。なつめには愛情を持って接している。
木林 れもん(きばやし れもん)★
大手建設会社の主任営業。当時24歳。
ダム工事の交渉をすべく、左右田神社にやって来たが…。
D・ペッパー(ディートリンデ・ペッパー)
過去の左右田村にタイムスリップした果子の前に現れた、謎の少女。果子にさまざまなアドバイスを与える。
彼女の正体が、この作品における重要な謎の一つ。

書籍情報[編集]

一迅社「4コマKINGSぱれっとコミックス」全1巻。