コンテンツにスキップ

スィーナー1号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スィーナー1号
所属 ISA
国際標識番号 2005-043D
カタログ番号 28893
打上げ場所 プレセツク宇宙基地
打上げ機 コスモス3M
打上げ日時 2005-10-27
物理的特長
本体寸法 0.8 × 1.3 × 1.6 m
質量 160 - 170 kg
軌道要素
近点高度 (hp) 682 km
遠点高度 (ha) 705 km
軌道傾斜角 (i) 98.2度
軌道周期 (P) 98.6分
引用資料[1][2]
テンプレートを表示

スィーナー1号[3]シナー1[4] (ペルシア語: سینا ۱, Sīnā-1, Sinah-1‎) はイラン初の人工衛星である。名称は、10世紀から11世紀にかけて活躍した学者イブン・スィーナーに因んでいる。

概要

[編集]

2005年10月27日6時52分(UTC)にロシアのプレセツク宇宙基地からコスモス3Mロケットによって打ち上げられた[1]相乗り衛星には中国のチャイナDMC、イギリスのトップサット欧州宇宙機関SSETIエクスプレス、ノルウェーのNキューブ、ドイツのUVE-1、日本のXI-Vがあった[5]

スィーナー1号は重量160kg[2][5]ないし170 kg[1]小型人工衛星で、形は0.8×1.3×1.6mの立方体[2]。ロシアのステルフ (Sterkh) 衛星バスを使用しているとされる[2]。ステルフ衛星バスの設計寿命は5年と言われている[2]

ペイロード部品は撮影機器だとも、通信機器だとも言われる[5]。イランの報道によればこの衛星は通信と研究のためのものだという[1]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d Sinah-1”. NSSDC. 2011年3月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e Iran”. Encyclopedia Astronautica. 2011年3月22日閲覧。
  3. ^ イラン、中国と共同で国産衛星を開発(ハムシャフリー紙)
  4. ^ イラン宇宙機関 | SPACE INFORMATION CENTER
  5. ^ a b c Sinah 1”. Gunter Space Page. 2011年3月22日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]