ジョン・マクワーター
ジョン・マクワーター John MacWhirter | |
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生誕 |
1839年3月27日 エディンバラ |
死没 |
1911年1月28日 ロンドン |
ジョン・マクワーター(John MacWhirter RA、1839年3月27日 - 1911年1月28日)[1]は、スコットランドの画家。風景画を描いた。日本での表記はジョン・マックフィルターとされることもある。
略歴
[編集]エディンバラのSlatefordに生まれた。姉に画家のアグネス・エルザ・マクワーター(Agnes Eliza MacWhirter: c.1837-1881)がいる[2]。エディンバラ郊外のColintonの学校で学び、父親が亡くなった後、エディンバラの書店の徒弟になった。数か月で書店を辞め、1851年にエディンバラの美術学校、トラスティーズ・アカデミー(Trustees Academy)に入学し、ロバート・スコット・ローダーやジョン・バランタイン(John Ballantyne: 1815–1897)に学んだ。 野外で熱心に写生をして、14歳になった時には王立スコットランド・アカデミーの展覧会に作品を出展した。
1869年にロンドンに移り、ロンドンを拠点に、イタリアやシチリア、オーストリア、ノルウェー、スイス、トルコ、アメリカなどに定期的に旅し、その風景を描いた。アルプスの山岳風景は好んで描く題材となった。
当時のロマン主義の風景画家の影響を受けたが、同時代のスコットランド出身の風景画家、ピーター・グレアム(Peter Graham RA: 1836-1921)やジョセフ・ファーカーソン(Joseph Farquharson RA: 1846-1935)と比べるとより明るい印象の作品を描いたとされる。
1879年にロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの準会員に選ばれたが、正会員になったのは1893年になってからだった。1880年に王立スコットランド・アカデミー(Royal Scottish Academy)の名誉会員に選ばれた。
1890年に絵画の入門書「Landscape Painting in Water-colour」を出版し、詩集などの書籍の挿絵も描いた。
作品
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スコットランドのアラン島の収穫風景
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オーストリア・チロルの6月
ナショナル・ギャラリー (ロンドン)蔵 -
ハリケーンの通過後
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森の入り口 (c.1910)
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ヴェネツィアの運河
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Huntsmen in a Clearing
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シルバーバーチ(カバノキ)
オークランド美術館 蔵
脚注
[編集]- ^ “artnet AG Products - Investor Relations”. www.artnet.com. 2021年5月1日閲覧。
- ^ Lee, Sidney, ed. (1912). . Dictionary of National Biography (2nd supplement) (英語). London: Smith, Elder & Co.
参考文献
[編集]- Dictionary of National Biography auf der Multimedia-CD Infopedia UK, Softkey Multimedia Inc., 1996.
- Marcus Halliwell: Highland Landscapes – Paintings of Scotland in the 19. Century. Garamond Publishers Ltd, London, 1990, ISBN 1-85583-001-9, S. 16.