コンテンツにスキップ

シナピン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シナピン
Chemical structure of sinapine
シナピンチオシアネートの化学構造
特性
化学式 C16H24NO5
モル質量 310.36 g/mol
精密質量 310.165447 u
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

シナピン (Sinapine) は、クロガラシの種子に含まれるアルカロイドアミンである。シナピン酸コリンエステルであると考えられている。1825年にフランスの化学者Etienne Ossian Henryが発見した[1]

代謝

[編集]

シナピンエステラーゼは、シナピンとをシナピン酸とコリンに変換する酵素である。

シナポイルグルコース-コリンO-シナポイルトランスフェラーゼは、1-O-シナポイル-β-D-グルコースとコリンをD-グルコースとシナピンに変換する酵素である。

出典

[編集]
  1. ^ Tzagoloff A (1963). “Metabolism of Sinapine in Mustard Plants. I. Degradation of Sinapine into Sinapic Acid & Choline”. Plant Physiol. 38 (2): 202-206. PMID 16655775.