サンペット
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サンペット(สรรเพชรณ์)は後期アユタヤー王朝の王達によって好んで使われた称号。ビルマ軍が前期アユタヤー王朝を滅ぼしたあと、マハータンマラーチャーティラート王がビルマの傀儡として即位したが、そのときにサンペットと名付けられたことに始まる。その後、正統な王位継承者を主張する意味で名乗る王がしばしば現れた。サンペットとは、サンスクリット=パーリ語に由来する言葉で、全知者(ブッダの異名)を意味する。称号の使い方は王の称号であるソムデットプラ(สมเด็จพระ)の後ろにサンペットを置き、さらにその下に「~番目」を表すティー(ที่)を置き、さらに数字を置く。
サンペットの称号がある王の一覧
[編集]注:すべてアユタヤー王朝の王である。
- 第19代・サンペット1世・マハータンマラーチャーティラート王
- 第20代・サンペット2世・ナレースワン大王
- 第21代・サンペット3世・エーカートッサロット王
- 第22代・サンペット4世・シーサオワパーク親王
- 第26代・サンペット5世・プラーサートトーン王
- 第27代・サンペット6世・チャイ親王
- 第28代・サンペット7世・シースタンマラーチャー王
- 第31代・サンペット8世・スリイェーンタラーティボーディー王
- 第32代・サンペット9世・プーミンタララーチャー王