クリーチ
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クリーチ(ロシア語: кулич)とは、復活大祭(パスハ)に食べられる、正教会に伝統的なパンの一種であり、ロシア、ベラルーシ、ブルガリア、セルビア、ウクライナ等にみられるもの。
→「パスカ」も参照
クリーチは、伝統的に復活祭の奉神礼の際、バスケットにカラフルな花による装飾と共に入れられ、司祭によって成聖される。成聖されていない残りのクリーチは、パスハ(復活大祭:パスハに食べられる菓子)とともにデザートに食べられる。成聖されたクリーチは、日々の朝食の前に食べられる。
クリーチは缶詰のような円筒形に高く焼き上げられ、冷ましてから砂糖をデコレーションする(僅かに側面にしたたらせる)。カラフルな花や、「ハリストス復活(Христос воскресе)」という復活祭期に伝統的な挨拶の頭文字XBも飾り付ける。
クリーチは復活大祭後40日間、ペンテコステ(五旬祭)までの期間にのみ食される。