コンテンツにスキップ

オッペナウアー酸化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オッペナウアー酸化(オッペナウアーさんか、Oppenauer oxidation)は、2級アルコールケトンへと酸化する化学反応である。[1] ルパート・オッペナウアードイツ語版にちなむ。

Oppenhauer oxidation

本反応はメールワイン・ポンドルフ・バーレー還元逆反応である。どちらの反応の場合にもアルミニウムイソプロポキシド触媒として用いるが、本反応ではアセトンを過剰量用いることで平衡を生成物側(右辺)へ偏らせている。

近年[いつ?]では本反応に代わり、PCCのようなクロム酸化剤、さらにはスワーン酸化TPAP酸化デス・マーチン酸化など簡便で信頼性の高い酸化法が多数開発されている。

参考文献

[編集]
  1. ^ Oppenauer, R. V. Recl. Trav. Chim. Pays-Bas 1937, 56, 137-144.