ウルトロン (写真レンズ)
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ウルトロン(Ultron )とは、フォクトレンダーの写真レンズの名称。開放F値がF2前後のダブルガウス型大口径レンズに用いられる。
1950年にアルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエにより設計され[1][2]、ウルトロン50mmF2がレンジファインダー機「プロミネント」「ビテッサ」等に装着されていた。
いくつか特許が存在する。例えばU.S.P.2627205は硝材6種を使った5群6枚構成で、画角直径50度に渡り非点収差、像面湾曲とも良好に補正されていた。歪曲収差は40度まで皆無に近く、その外側ではわずかながら樽型が出る[3]。
製品一覧
[編集]コンタックスマウントウルトロン
[編集]→「コンタックス § 非純正レンズ」を参照
M42マウントウルトロン
[編集]ツァイス・イコンに合併されてからイカレックスTMシリーズ用に製造され、またその後継機、フォクトレンダーVSL用に引き続き製造された。
→「M42マウントレンズの一覧 § フォクトレンダー」を参照
各種一眼レフカメラ用ウルトロン
[編集]コシナにより製造された。
→詳細は「コシナ・フォクトレンダーのカメラ製品一覧 § 一眼レフカメラ用」を参照
出典
[編集]参考文献
[編集]- 『クラシックカメラ専科No.11、コレクターズ情報満載』朝日ソノラマ
- 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』朝日ソノラマ
- 『クラシックカメラ専科No.19、ライカブック'92』朝日ソノラマ
- 『別冊ステレオサウンド ヴィンテージカメラセレクション』ステレオサウンド ISBN 4-88073-035-1
- 竹田正一郎『ツァイス・イコン物語』光人社 ISBN 978-4-7698-1455-9