ウミスズメ (魚類)
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ウミスズメ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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ウミスズメ
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Lactoria diaphana (Bloch & Schneider, 1801) | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Roundbelly cowfish, Spiny boxfish |
ウミスズメ(学名:Lactoria diaphana)は、フグ目・ハコフグ科に分類される海水魚の一種。
分布
[編集]北緯35度から南緯28度までの中部太平洋および東太平洋、インド洋(アラビア海やベンガル湾を含む)に分布する。日本国内では茨城県より南に分布している[1]。
特徴
[編集]ハコフグ科の魚に共通の特徴として、皮膚に骨板が発達しており、箱状の体型をしている。吻は尖っており、口は小さい。体長は25-30cm。眼の前方に前向きの棘、臀鰭の起部の前には後ろ向きの棘があり、それぞれ眼前棘、腰骨棘と呼ばれる。これらの棘はコンゴウフグほどではないが、いずれも長くて大きい。また、コンゴウフグとは異なり、背側の中央にも後ろ向きに伸びる棘がある。腹鰭はなく、尾柄に甲板はない。
体色は茶色-黄褐色だが、若魚の腹面は半透明になっていて、光を透かすと腹底の水が輝いて美しく見えるため、ミズカゴという別名もある。
ウミスズメは群れを作らず、単独で水深50mまでの沿岸の岩礁域やサンゴ礁域、内湾などに生息する。主に、底生動物などを食べる。
捕食者から身を守るため、皮膚からサポニンのような毒を含む粘液を分泌しており、不用意に刺激すると毒を多量に放出する。このとき、周囲の魚だけでなく自分まで死んでしまうことがある。地域によっては食用になる[2]が、日本では2003年以降本種による食中毒で1人が死亡している[3]。
出典
[編集]- ^ “魚類図鑑・ウミスズメ”. 2017年7月17日閲覧。
- ^ “ウミスズメ”. 一日一魚. 尾鷲市. 2022年6月25日閲覧。
- ^ “魚類:パリトキシン様毒”. 自然毒のリスクプロファイル. 厚生労働省. 2022年6月25日閲覧。