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ウィグナー=エッカルトの定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウィグナー=エッカルトの定理(ウィグナー=エッカルトのていり、英語: Wigner–Eckart theorem)とは、量子力学において、角運動量()の固有状態に対する球面テンソル演算子行列要素が、次のように物理的因子と幾何学的因子に分離できることをいう。

ここで全角運動量量子数は全角運動量のz成分の量子数はそれ以外の量子数である。

換算行列要素と呼ばれ、の固有値に依存せず、座標軸の取り方などにも依らない。球面テンソルの物理的な情報はすべてこの中に含まれる。

クレブシュ-ゴルダン係数で、幾何学的な情報はこの中に含まれる。

換算行列要素の定義は様々である。

脚注

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