イットリウムブリソ石
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イットリウムブリソ石(イットリウムブリソせき、 Britholite-(Y); 阿武隈石)は、1938年に発表された日本産新鉱物で、理化学研究所で飯盛里安の指導を受けていた化学者の畑晋(はた しん)により、福島県の阿武隈山地で発見された[1]。 化学組成はCa2(Y,Ca)3(SiO4,PO4)3(OH,F)で、六方晶系。当初、産出地の地名にちなんで阿武隈石と命名されたが、燐灰石スーパーグループのブリソ石グループに属することがわかり、上記の学名となった。
脚注
[編集]- ^ Hata, S. (1938): Abukumalite, a new mineral from pegmatites of Isaka, Fukushima Prefecture. Sci. Pap. Inst. Phys. Chem. Res. Tokyo, 34, 1018-1023.
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大森啓一、長谷川修三、福島縣伊達郡飯坂村水晶山ペグマタイト産イツトリア石と阿武隈石 岩石鉱物鉱床学会誌 37巻 (1953) 1号 p.21-29, doi:10.2465/ganko1941.37.21
- Britholite-(Y)