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アトウッド数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アトウッド数 (: Atwood number, A)とは、流体力学における無次元量の一つで、密度成層流中の流体力学的不安定性英語版に関する研究に用いられる。

定義

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アトウッド数は無次元の密度の比で以下の式で定義される:

ここで

= 重い流体の密度
= 軽い流体の密度

適用

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アトウッド数はレイリー・テイラー不安定性およびリヒトマイヤー・メシュコフ不安定性の研究において重要なパラメータである。レイリー・テイラー不安定性において、重い流体の泡の軽い流体への浸透距離は加速時間の尺度の関数、g は重力加速度、t は時間)で表される[1]

脚注

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  1. ^ Glimm, J.; Grove, J. W.; Li, X.-L.; Oh, W.; Sharp, D. H. (2001). “A critical analysis of Rayleigh–Taylor growth rates”. Journal of Computational Physics 169 (2): 652–677. Bibcode2001JCoPh.169..652G. doi:10.1006/jcph.2000.6590.