アスペルギルス・ニデュランス

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Aspergillus nidulans
A. nidulans inoculated on a complete fungal medium.
分類
: 菌界 Fungi
: 子嚢菌門 Ascomycota
: ユーロチウム菌綱 Eurotiomycetes
: ユーロチウム目 Eurotiales
: マユハチタケ科 Trichocomaceae
: コウジカビ属 Aspergillus
: A. nidulans
学名
Aspergillus nidulans G Winter, 1884

アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans)は、Aspergillus属の中で研究者にとっては最も有名な糸状菌。古くから有性世代の存在が知られているため、モデル生物として古典遺伝学的手法による研究に用いられており、しばしば二次代謝産物生合成遺伝子発現宿主として使用される。有性世代が存在するため分類学上の正式な名称はEmericella nidulansであるが、一般的にはその無性世代に付けられた名称であるAspergillus nidulansが用いられることが多い。

糸状菌の研究で使用される発現プロモーター選択マーカーなどもこのに由来するものが多い。Aspergillus属のなかで最初にゲノム配列が読まれた菌でもある(2005年に達成)。

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