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Wikipedia:XMLインポート

XMLインポートMediaWikiバージョン1.5で追加された機能で、ページをXML形式で取り込むものです。

ただし、ウィキペディアを含むウィキメディア財団のウィキでこれが解禁される予定は現在、ありません。

以下は純粋なMediaWikiとしての機能解説になります。

機能と使い方

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MediaWikiには特別:Export(ページデータの書き出し)という機能があります。これは既存の記事などのデータをXML形式で出力するものです。XMLインポートは、そのXML形式で出力されたファイルを取り込むものです。

また、他のサイトのMediaWikiから特別:Exportを使って直接XMLを取得し、取り込むこともできます。これをTranswikiインポートと呼びます。取り込み元のウィキは LocalSettings.php で設定します。

Transwikiインポートを行うには import 権限が必要です。ローカルに保存してあるXMLファイルをインポートするには importupload 権限が必要です。MediaWikiでは既定でsysopに両権限が付与されています。

その他の特徴

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  • XMLファイルの情報を改変、削除した場合などは、当然ながら、元の情報を保存していない限りは、回復することはできません。
  • インポートされたページには、そのページの履歴がついており、インポートの手続きなどを経ずに普通に作成されたページと同様に見えます。
  • 版の投稿者と同じ名前を持つユーザーが存在する場合、そのユーザーのIDが紐づけられます。それ以外の場合投稿者名を保持したまま匿名投稿者と同じ扱い(ID=0)になり、ページ履歴では利用者ページではなく投稿記録ページへのリンクになります。
  • 既に文章が存在するページと同じページにインポートされた場合、次のようになります。
    1. XML中の版(revision要素)毎にタイムスタンプ(秒単位)が比較され、既に存在する版に同じタイムスタンプを持つ版がある場合はその版はインポートされない。
    2. 同じタイムスタンプを持つ版が存在しない場合、履歴が統合される。

用途と使用方針

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次のような用途に用いることができると期待されていました。

  • Wikipedia:特定の版の削除。→ Wikipedia:特定の版の復帰機能で実現されました。
  • コピー&ペーストによって作成されたページなどに履歴情報が欠けていることなどが問題である場合に、その補充。
  • 他の言語版からの輸入、翻訳によって作成された記事に履歴情報が欠けていることなどが問題である場合に、その補充。
  • ページの複製。既存のページと同じ履歴情報などを備えたページを、異なるページ名で新規作成すること。(Wikipedia:履歴複製依頼