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提案。ウィキの記事で本を出版[編集]

こんにちは。

質問があります。ウィキの英語版サイトによるとウィキの記事だけで本を出版することが可能なようです。 http://en.wikipedia.org/wiki/Help:Books

主要言語はほとんど大丈夫なようですが日本語ではまだそれが確立されていないようなんです。ウィキブックスというカテゴリー内においては可能なようですが(日本語版でも)そこではウィキの記事は使えないんです。互換性が無いという事でしょうか。 そんなツールがあれば非常に便利でテーマごとにまとめた自分だけの本を出版できるのであれば面白いと思う人も多いんじゃないでしょうか。 例えば、「哲学」というテーマを自分で選び、それに関連するウィキの記事を集め、それを本という形で出版することができるというようなものです。

みなさんはどう思いますか?日本語サイトにもこのツールがあれば便利だとは思うんですが。

kopernikus 2010年7月23日(金)05:59

ウィキペディアで使用されているソフトウェア「MediaWiki」には、PDF等への変換機能があるのですが、日本語の文章だとその変換がうまくいきません。もう試してみたのかもしれませんが、日本語版ウィキブックスでは画面左のメニューに「PDFとしてダウンロード」という項目がありますので、実際にやってみてください。そのような MediaWiki 側の問題もありますし、その印刷業者「PediaPress」側が日本語の(非ラテン文字の)印刷に対応できていないのかもしれません。「日本語フォントを入れれば済む」という単純な問題ではないですし、有料で行う以上中途半端なものは出せないでしょう。--氷鷺 2010年7月23日 (金) 03:14 (UTC)[返信]
なるほど。日本語版ウィキブックスの画面左にある「ブックの新規作成」というのが英語版でいう「ブッククリエーター」のはずです。本来ウィキペディアのスタートページにあるものなのです(他の主要言語では)。それが日本語版ではウィキブックスまで行き、さらに使える記事はウィキブックス内の記事だけなのです。量としてはもちろん極端に少なく合計8千もありません。「非ラテン文字」というのがおっしゃる通りネックになっているかもです。韓国版、中国版にもないようですし。

あったら便利なんですが…。 kopernikus 2010年7月23日(金)22時57分

ウィキブックスで試してみました。句読点が中黒「・」のような位置に出るので、このままだと「PediaPress」に依頼できるか以前に、日本語の文書として使えないですね…。ですが、「記事の出典および著者」と「画像の出典およびライセンス、著者」をPDFの最後に自動で出力してくれるのは非常に便利ですね。今でも「この項目を引用する」をクリックすると必要最小限の情報が出力されますが、画像のことまでは配慮されていないようですし。ウィキブックスでここまでできるのなら、「この項目を引用する」の機能を充実できそうですね。--Balmung0731 2010年7月25日 (日) 07:02 (UTC)[返信]

そうなんです。日本語には全くまだ対応していないというのが現状のようです。欧州ではすごくポピュラーなようで、日本語版にもこのツールがあれば面白そうですし、ぜひ使ってみたいと思っています。もし皆さんが興味があるようでしたらここで何らかのフィードバックを頂けたら嬉しいです。ウィキなりメディアウィキにお願いして新たなプログラムの一つとしてインストールしてくれるかもしれませんし。--Kopernikus 2010年7月26日 (月) 23:47

いあ、えーと。このへん詳しくないんですが、ウィキなりメディアウィキにお願いということじゃなくて、文字とか日本語組版の問題なので、日本語話者の誰かが日本語に対応したpdf変換ツールを作って、メディアウィキに導入してもらう、だと思う。--Ks aka 98 2010年7月26日 (月) 15:26 (UTC)[返信]
Kopernikusさんが仰っているのも同じことだと思いました。(つまり、「ここで何らかのフィードバックを頂(く)」=「誰かが日本語に対応したpdf変換ツールを作(る)」、「メディアウィキにお願いして新たなプログラムの一つとしてインストールして(もらう)」=「メディアウィキに導入してもらう」ということだと思います。)--へのいち 2010年7月27日 (火) 00:15 (UTC)[返信]
某所で「あんなん導入して出版はじめたら日本の出版関係者を卒倒/失笑/その他いろいろさせる」(大意) と言ってた者ですが (別にくわしいわけではないですが、同様のことを試してみたことはあります)、こういうのが「おもしろい!」とおもうひとがいれば、とりあえず導入してみればいいとおもいます。つまり、bugzillaあたりで頼めばjaWPでも使えるようになります。
フォントの問題は大したことじゃない (中国語系のフォントを使っているせいなんで、IPAフォントなんかに変えてもらえばなおる)。むしろ問題は、版面が日本語組版のルールではありえないものになっている (行間が伸び縮みしてる気がするんだけど……) というところだとおもいます。だから、版面のスタイル設計をFOPのレベルできちんと開発サイドに説明できるひとがいれば、使えるものになるかもしれない。発言が全体にわかりにくくてごめん。--Hatukanezumi 2010年7月26日 (月) 15:49 (UTC)[返信]
あったら欲しいです。 ペーパー版がコスト的に高ければオフラインで使えるDVD版でもいいです。 ただ技術的にはいずれ克服できるとは思うのですけど、著作権関係が大丈夫なのか少々心配です。 削除依頼を見たらしょっちゅう単なるコピペだったことが判明してるじゃないですか。 印刷できました→著作権違反発見→読めないように墨消し作業→販売とかやるんですか? それとも自分だけの本として他人には売らないということなのでしょうか。 他の言語版はどうなってるのか知りたいです。--Gyulfox 2010年7月28日 (水) 15:55 (UTC) [返信]
こういうの[1]が既に販売されています。メディアウィキをインストールしてデータベースダウンロードすればオフラインでも使えます。
ペーパー版やDVD版を複製して販売するなら商売として自分でどの程度リスクがあるか考えてもらうしかないです。「PediaPress」は、個々の読者のための印刷製本の代行という位置づけじゃないのかな。「本屋」扱い(出版社は著作権侵害を防がないといけないけど、本屋はその義務がないという判例が合衆国であったと思う)なのか、それとも私的利用のための複製の代行ということで公正使用になるのかな。だとすると、日本だとややこしいかも。--Ks aka 98 2010年7月28日 (水) 17:14 (UTC)[返信]
なるほど、入れ物だけ売っといて、ダウンロードはご自由にということなら、法律には引っかかりそうもないですね。オフラインで使えてウィキメディアへの寄付込みで13000円なら買いたいアイテムです。--Gyulfox 2010年7月29日 (木) 11:16 (UTC)[返信]
あ、ごめん。わかりにくかったかも。ウィキリーダーは、中身込みです。それとは関係なく、自分でメディアウィキのインストールして、データベースもまるごと落とせば、設定とかはともかく、自分のPCでオフラインでウィキペディアが使えます。--Ks aka 98 2010年7月29日 (木) 11:25 (UTC)[返信]
PC上で再現できるなら、なおのこと大歓迎です。 ウィキリーダーが中身込みの販売だと、何かイチャモンがつきそうな予感です。 どっちにしてもポケットに入れて乾電池駆動で持ち運べるウィキリーダーは買うつもりです。--Gyulfox 2010年7月29日 (木) 12:53 (UTC)[返信]
へのいちです。ここでのやり取りがあまりうまく噛み合っていないように感じました。Gyulfoxさんは“テーマごとにまとめた自分だけの本”といっていますが、「出版」といった場合それは自分だけの本ではなくて多数の読者の手に渡ることを意図するものでしょう。思うに、Gyulfoxさんが『こんなことができればいいな」と考えているのは、「出版」ではなくて「製本」に類することのほうではないでしょうか。製本して自分のために利用したいというだけなら技術的な問題があるだけですが、出版するとなればさまざまな権利問題が絡んできますよね。--へのいち 2010年7月30日 (金) 00:23 (UTC)[返信]
私はむしろ最初から、出版して後で著作権問題になったらどうするのかなと思ってる側です。 またさまざまな権利関係と言っても、有償で出版された場合、執筆者たちもウィキメディア財団もその利益の一部を請求できないし、履歴がある以上は、出版の差し止めも行えないのは最初から明らかです。--Gyulfox 2010年7月30日 (金) 09:37 (UTC)[返信]
へのいちです。ああそうか。Gyulfoxさんとkopernikusさんを混同していました。へんなことを言ってすみません。--へのいち 2010年7月31日 (土) 07:38 (UTC)[返信]
財団や執筆者は、ライセンスに従っているなら対価をもらわなくてもいいっていうライセンスに同意しているんだから、請求できないというか、請求しない、ですよね。それが嫌ならウィキペディアには参加できない。
まあ、ライセンス自体に不安定なところはあるので、無茶を言い出すことは不可能ではないし、裁判になったら予想外の結末が待っているかも知れませんけれど。
外部の著作物が、適法ではない形で持ち込まれていた場合は、その部分の投稿者が、元の著作物の著作権者の権利を侵害していることになります。
この場合、複製し頒布することで、著作権者の権利を侵害するのは明らかですし、この著作権者はライセンスに同意していませんから、権利を行使することは可能です。損害を防止するための差し止め、あるいは損害賠償を請求することも可能です。ただ、この場合、常に差し止めという形で解決がはかられるわけではないです。
また、削除依頼で指摘されているコピペは、書籍であれば実務的に問題を生じないものも指摘され、削除されています。
ウィキペディアの記事を複製し頒布する行為が、出版に当たるのかどうかは、明らかではないです。また、それにあたって、その権利侵害をなんとかする注意義務が生じるかどうか、も。たとえば、対価を取っているかどうか、それが印刷・製本の実費なのか、通常の「出版物」同様に複製・頒布者が利益を得ることを目的としているものなのか、といったところでも変わってくるでしょう。--Ks aka 98 2010年7月30日 (金) 10:02 (UTC)[返信]