Template:Citation Style documentation/registration

登録や購読が必要なウェブ上の出典はウィキペディアでは検証可能性の方針に符合するとされています。記事の読者および他の編集者への便宜を図るため、出典の外部リンクのアクセスレベルを引数で明示することが推奨されます。これらのレベルは出典へのアクセスならびに閲覧にあたっての制約および要件を示すものであって、素材の再利用の可否や著作権の状態を示すものではありません。

アクセスレベルは下記の4つがあります。

  • URL関連引数のアクセスレベル:
    • フリーアクセス free:だれでも無料で全文を閲覧できます。
  • 識別子のアクセスレベル:
    • 要無料登録 registration:出典の閲覧に無料の登録を必要とします。ただし部分的なプレビュー、要約、レビューには登録せずに閲覧できる場合があります。
    • フリーアクセスは限定的な試用版でしかできず、それ以外では購読契約が必要 limited:試用期間内でのみ無料でアクセスできますが、通常は有料購読が必要です。
    • 要購読契約 subscription:有料購読をしないとコンテンツにアクセスできません(ペイウォール英語版)。

同じ出典でも外部リンクごとにアクセスレベルが違う可能性があるため、これらの値はリンクごとに指定されます。

URL関連引数のアクセスレベル[編集]

|url=|article-url=|chapter-url=|contribution-url=|entry-url=|map-url=|section-url=で指定された外部リンクは無料で閲覧できると仮定されます。そうでない場合は対応する引数でアクセスレベルを指定してインジケーターを表示させるべきです。サービス終了により登録・購読ができなくなった場合はアクセスレベルの指定を除去し、もし存在すれば|archive-url=|archive-date=でアーカイブのURLと日付を追加してください。

URL関連引数とアクセスレベル引数
URL関連引数 アクセスレベル引数 アクセスレベル
|url= |url-access= registration 要無料登録
limited フリーアクセスは限定的な試用版でしかできず、それ以外では購読契約が必要
subscription 要購読契約
|article-url= |article-url-access=
|chapter-url= |chapter-url-access=
|contribution-url= |contribution-url-access=
|entry-url= |entry-url-access=
|map-url= |map-url-access=
|section-url= |section-url-access=

例えば閲覧するのに無料の登録のみを必要とする出典は以下のようにします:

{{cite web2 |url=https://example.com/nifty_data.php |url-access=registration |date=2021-04-15 |title=Nifty example data |access-date=2024-01-01}}

表示:

"Nifty example data". 15 April 2021. 2024年1月1日閲覧
識別子のアクセスレベル[編集]

識別子によって生成される外部リンク(後述するものを除く)は、閲覧に購読もしくは登録が必要であると仮定されます。そうでない場合は対応する引数でアクセスレベルを指定してインジケーターを表示させるべきです。

識別子のアクセスレベル
識別子 アクセスレベル引数 アクセスレベル
|bibcode= |bibcode-access= free Freely accessible
|doi= |doi-access=
|hdl= |hdl-access=
|jstor= |jstor-access=
|ol= |ol-access=
|osti= |osti-access=
|ssrn= |ssrn-access=
|s2cid= |s2cid-access=

一部の識別子(|arxiv=|biorxiv=|citeseerx=|pmc=|rfc=|ssrn=)は常にフリーアクセスの全文へのリンクを提供します。そのような識別子に対してはアクセスレベル引数が存在しない代わりに、テンプレートが自動的にアクセスレベルを表示します。以下の識別子が該当します:

  • |arxiv=
  • |biorxiv=
  • |citeseerx=
  • |medrxiv=
  • |pmc=
  • |rfc=

pmcは全文公開日(未来の日付)が設定されることがあり、その日付はpmc-embargo-dateで指定できます。