Template‐ノート:管理者

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過去ログ[編集]

管理者のガイドライン[編集]

このページにある説明の内、管理者権限の使い方ですが、井戸端の過去ログにあるずっと昔の文章(提案)へリンクされたままになっています。

管理者ができる前に書かれた文章でしたが、Anthereさんのアドバイスなどを参考にしたせいもあってか、まあそれほど的外れではない部分も多いと思いますが、現状と合っていない部分もあると思います。

最近は権限行使と乱用の線引きについていろいろ議論もありましたし、古い記述は除去して、新しいセクションを設けて基本的なことを書いておいてもよいのではないかと思いました。

そこで、とりあえず素案を考えてみました。

権限の行使

権限の行使の仕方、その手続きや基準などについてはルールやガイドラインがあるので詳しくはそちらを参照して下さい。以下に述べるのは、最も基本的な心得です。

コミュニティを大切にして下さい。管理者は、コミュニティの議論を経て形成された一般的なルールやガイドライン、個別の案件についての合意などを実現するべく一定の権限を行使する役目です。そのようにコミュニティの意志を実行に移してくれる存在として信任された人が、管理者となります。コミュニティを理解し、尊重するように努めて下さい。

管理者としての立場と、利用者としての立場に一線を引いて下さい。 自分が特定の意見を主張している件(削除依頼やブロック依頼などの案件)については、特に急を要する、他に対処する人がいない、などの事情がなければ、他の管理者に実施を委ねることが望まれます。

裁量で行動する時には常識と誠意を大切にして下さい。放置することで被害が拡大するなど、緊急を要する事態などがあれば、裁量で権限行使をすることになります。その際には、常識と誠意を持って判断するようにしてみて下さい。また、そのような場合でも、独断で行動するよりは、その場に居合わせたユーザの意見を聴いて処理することが望まれます。

(旧)説明をお忘れなく。裁量で権限を行使した場合や、その他必要がある場合にはコミュニティに対する報告を行って下さい。管理者としてどんな状況に直面し、どんな風に判断し、どんな対応をとったかがわかることで、コミュニティとの信頼関係を築く助けになります。

(旧)お詫びをお忘れなく。複雑な案件を処理しなければならなかったり、十分な合意形成がない状況でうまく落としどころをさがさなければならなかったり、急を要する件を扱ったりすることもあります。失敗も起こるので、その時には過ちを認め、コミュニティや関係者に対してお詫びや弁明をすることも信頼関係を維持する上で重要です。(複雑な件だと、よくわかっていない人が誤解に基づいた不信を抱くこともありますから、それを解消するためにも弁明は大切でしょう。)

(新)コミュニティに対する説明を大切にして下さい。 管理者が裁量で権限を行使したり、複雑な案件の対処にあたった場合などには、あなたがどんな状況に直面し、どんな風に判断し、どんな対応をとったかを説明して下さい。それによってコミュニティはあなたをよりよく理解し、信頼関係を維持することができるでしょう。誤解されそうな点、反省点などがあればそれをコミュニティと共有して下さい。

うまく行かなかったら……(その影響で重大な被害が出たり、信頼、誠意、常識などに疑念がもたれるようなことがあれば、解任の対象になる可能性もありますが、これについてははっきりした制度は定まっていません。)

Tomos 2005年1月9日 (日) 15:48 (UTC)[返信]

いいんじゃないかと思います。(複雑な件だと、……弁明は大切でしょう)のくだりは、前の段落の「説明をお忘れなく」の末尾にもってきたほうがいいかと思いました。他のプロジェクトに相談してみないと確言できませんが、これを日本語プロジェクト全体で共有してもよいかと思います。その場合はヘルプなどでしているように、オリジナルをメタにおいて、各プロジェクトごとにローカライズをするということになるでしょうか。
あとはこの文書の位置づけですが、ご提案のように管理者のなかにおくのもよいですし、独立した文書としてもって、これに共鳴する人が支持を表明する(署名などで)というのでもいいのじゃないかと思います。後者の場合は拘束力のない文書ということになるでしょうか。ただ前者の場合でも、これをルールというよりは「望ましい管理者はこのようなものだと多くの人が考えます」というような位置づけのほうがよいのじゃないかとも思います。--Aphaea* 2005年1月9日 (日) 23:02 (UTC)[返信]
コメントありがとうございました。
署名による支持表明ですが、次のようなことを考えました。
ここで提示した文章は、管理者一般について当てはめられるような基本原則を考えたものです。これまでのコメント依頼を通じて、「管理者の行動としてささいなルール違反やミスと、重大なルール違反やミスとを分けられるとしたら、それはどのように分けられるだろうか?」と考えたことを元に書いています。そういう点がはっきりすれば、最近特に複雑になりつつある各種の権限行使まわりのルールについても、全てを完璧に覚えていなくてあちこち間違いを侵したりしても、それだけで管理者としての資質を問われるわけではない、ということもはっきりして管理者権限行使がしやすいのではないかと思いました。
ただ、これが管理者全員にあてはめられるべきかどうか、という点については、必ずしも何とも言えない部分があります。ウィキペディアは多様な参加者からなるプロジェクトですし、管理者もまた同様で、いろいろな管理者像、管理者としてのいろいろなスタイルがあってもよいのではないか、と思いました。特に信頼関係の築き方のように人間関係にまつわる問題は、それぞれの個性が発揮されてもいいもの、とも思いました。
そこで、もし上記の、あるいはそれに類する文案がそれなりの支持を得るとしたら、ですが、
  1. この文章は「比較的無難な管理者像」というような位置づけにする。信任・解任・再任・コメントの際にもここにあるような内容を基本的な基準として判断・評価される。(これにより、管理者は、おおよそここにあるような簡単な原則に忠実であれば他のユーザから不信や批判を受けることがないというある程度の保証をえる)
  2. ただし、その管理者の個性をある程度把握していると考える方は、その個性を加味して評価することが望ましい。つまり、この管理者像は、出発点といった程度であって、厳密なものではないと扱う、。(これにより、管理者の多様なあり方をある程度柔軟に評価できるようにする。)
  3. これ以外に、管理者のあり方はこうであってもよい、といった像を具体的に描ける人は、それを記した文章を用意し、このページ内から、その他の考えられる管理者像の例として提示する。(これは、管理者や管理者の候補が自分の振舞い方や心構えについて柔軟に考える助けになる)
  4. 特に広く支持されている管理者像が他にあれば、そのように記す。(これは、管理者や管理者の候補が、自分がどういう風に行動するとコミュニティに理解されやすいかを考える目安となる)
  5. 管理者は、コミュニティに対して、「比較的無難な管理者像」とは異なる管理者像を提示することができる。より自分のスタイルに合った形で、自分がどうプロジェクトに貢献するか、コミュニティとどう信頼関係を築くかといったことをまとめる。これは例えば管理者への立候補時に提案されてもよいし、その際の質疑を通じて考案されたりしてもよい。(これにより、管理者がどのような人であるか、どのように貢献してくれる人であるかについてコミュニティがよりよく理解する助けになる)
署名形式よりももう少し複雑ですが、ねらいは、ある程度の保証、出発点になるような管理者像を提示して、管理者の評価基準を安定させる、というメリットと、管理者の個性をうまく評価できて押し付けにならないというメリットとをバランスすることです。まあ後半部分は、もしかすると案としてはあってもあまり利用されないままになってしまうかも知れないですが。。Tomos 2005年1月10日 (月) 07:20 (UTC)[返信]
大枠としてはまとまっていていいと思います。方針やガイドライン全般に関わることなのかもしれませんが、冒頭に「この項目の目的」があると全体が分かりやすくなり、かつ読む人の利便性が高まるかな、と個人的には思いました。竹麦魚(ほうぼう) 2005年1月11日 (火) 00:16 (UTC)[返信]

ご意見ありがとうございます。ページの構成としては、

  1. ページの主旨: 管理者がどのようなものであるかについて基本的な解説をするページです。
  2. 概説:大まかな定義。管理者は一般の参加者とどう違うのか。管理者の基本的な心得。
  3. 詳細:各種権限の概説と、関連ページへのリンク

といった形がよいかな、と思いました。

Tomos 2005年1月11日 (火) 00:29 (UTC)[返信]

一月たって見直してみると、全体に「コミュニティ対管理者」という構造になっていて、コミュニティは個々の利用者からなりたっていて、実際の管理権限の行使では場面によっては管理者とあるユーザという個と個が向き合う場面があるという意識がこのガイドラインではやや希薄なように思いました。これは方向性の問題なので、あるいはこうした文書にはそれはそぐわないという意識なのかなとも思いました。またあるいは根底にはそれは意識されていたのだが(たとえば消された「お詫び」のセクションのように)文の構造には反映されきっていないということなのかなとも思います。これは注文というよりは、感想に近いものです。
管理者権限と管理者のありようについては常にいろいろ考えさせられる局面があるので、さまざまな管理者像ということを短い文章にまとめてみました(m:Administrators on your wiki)。ご高覧いただければ幸いです。中核にあるのは、各種日本語プロジェクトでの経験ですが、他プロジェクトでの観察も入っています。
上で紹介した文章にいただいた感想・その後にあった出来事の経験などをまとめて、q:Template:管理者に似たような指針ないし可能な管理者像を書き下ろしました。これは irc 上で何人かの方からいただいた感想をいれて書き直していますので、私自身の考えということにとどまらず、日本語プロジェクトのなかで、一定の方からは支持されるだろう管理者像の提示にもなっているだろうと思います。こちらにもよろしければ感想をお寄せいただければ幸いです。--Aphaea* 2005年2月4日 (金) 21:34 (UTC)[返信]