Template‐ノート:源氏物語の写本と関連書

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大島雅太郎について[編集]

「大島雅太郎を外す必要は無い」との理由で、関連項目に再度大島雅太郎を入れる編集をされましたが、「理由」の中身は示されていないため一旦除去させて頂きます。なお、源氏物語の写本の旧蔵者であるという理由で「大島雅太郎」を入れるべきであるとするのならば、数多く存在する源氏物語の写本の所蔵者・旧蔵者を大島雅太郎と同様に入れないとおかしいということになるのではないかと考えます。--219.115.106.7 2012年2月4日 (土) 07:22 (UTC)[返信]

源氏物語の写本の蒐書家の中で大島以上の収集家は見当たらない。いるなら挙げていただいても結構。源氏物語の写本#源氏物語の写本の名称を参照。--122.23.15.180 2012年2月7日 (火) 13:59 (UTC)[返信]
  • 池田亀鑑 校異源氏物語(源氏物語大成校異篇)の凡例で池田のコレクション「桃園文庫」の所蔵とされているものだけで「伝藤原行能等各筆 桃園文庫蔵」(池田本)、「牡丹花肖柏筆 桃園文庫蔵」(肖柏本)、「伝二条為明筆 桃園文庫蔵」、「伝慈鎮筆 桃園文庫蔵」、「筆者未詳(勝安房旧蔵) 桃園文庫蔵」、「一条兼良奥書 桃園文庫蔵」、「伝二条為氏筆(加持井宮旧蔵) 桃園文庫蔵」、「伝津守国冬筆 桃園文庫蔵」(国冬本)、「麦生鑑綱筆写 桃園文庫蔵」(麦生本)、「筆者未詳 伝阿里莫神社旧蔵本」(阿里莫本)、「筆写未詳 桃園文庫蔵」といったものがありますが、この他にも後に天理河内本と呼ばれるようになった写本や紹巴本など池田のもとにありながら校本に採用されなかった写本もかなり存在することが知られています。同人のコレクションは生前から少なく無い数の写本が流出し、後に天理図書館などに行ったものも数多くありますが、池田の死去した時点でも同人のもとに残っていた写本が大量に存在しており、それらは後にまとまって「桃園文庫」として東海大学付属図書館の所蔵になりましたが、桃園文庫の物語文学関係をまとめた目録「東海大学附属図書館『桃園文庫目録上巻』1985年(昭和61年)3月刊行」によれば(この目録には池田亀鑑自身やその家族・補助者たちによって昭和期に作成された新写本や写真による複製本も含まれていますがこれらを除いた純粋な古写本だけても)50点以上の源氏物語の写本についての記述があります。
  • 中山正善 弘文荘反町茂雄が回想録の中で古書籍全般に関して戦後第一の収集家であるとした人物です。大島雅太郎や池田亀鑑のコレクションがばらばらになってしまったのとは異なり、中山のコレクションは散逸することなく現在も天理大学付属天理図書館においてまとまって管理されています。「大津有一「諸本解題」『源氏物語事典 下巻』東京堂出版、1960年」よれば、「天理図書館蔵伝二条為明筆源氏物語」(池田本)、「天理図書館蔵伝牡丹花肖柏筆源氏物語」(肖柏本)、「天理図書館蔵伝津守国冬等各筆源氏物語」(国冬本)、「天理図書館蔵麦生本源氏物語」(麦生本)、「天理図書館蔵阿里莫神社本源氏物語」(阿里莫本)、「天理図書館蔵伝周桂筆源氏物語」(周桂本)、「天理図書館蔵伝二条為明筆花散里巻」、「天理図書館蔵伝津守国冬筆朝顔巻」、「天理図書館蔵伝二条為明筆常夏巻」、「天理図書館蔵伝慈鎮筆藤袴巻」、「天理図書館蔵伝俊成筆鈴虫巻」、「天理図書館蔵夕霧巻」、「天理図書館蔵伝為氏筆薄雲朝顔巻」、「天理図書館蔵伝二条院讃岐筆少女巻」、「天理図書館蔵紅葉賀絵合巻」、「天理図書館蔵伝西行筆宿木巻」、「天理図書館蔵伝定家筆野分巻」、「天理図書館蔵甘露寺親長筆梅枝巻」、「天理図書館蔵宣増筆絵合巻」、「天理図書館蔵伝飛鳥井雅康筆源氏物語」、「天理図書館蔵伝大炊御門経名筆須磨巻」、「天理図書館蔵伝甘露寺親長筆源氏物語」、「天理図書館蔵伝近衛尚道筆源氏物語」、「天理図書館蔵伝近衛政家筆源氏物語」、「天理図書館蔵天正七年奥書本源氏物語」、「天理図書館蔵伝為家為相筆蓬生巻」、「天理図書館蔵伝津守国冬筆薄雲巻」、「天理図書館蔵伝二条為明筆蜻蛉巻」、「天理図書館蔵伝二条為氏筆東屋巻」、「天理図書館蔵伝二条為藤筆野分巻」、「天理図書館蔵伝二条為冬筆浮舟巻」、「天理図書館蔵道澄所持本帚木巻」、「天理図書館蔵真木柱巻」、「天理図書館蔵山崎宗鑑筆初音巻」が天理図書館の所蔵とされており、その他に「天理図書館蔵源氏物語」という名称のみで挙げられている写本が5つ天理図書館の所蔵とされており、同書に立項されてはいるが天理図書館蔵とはされていないもので、「長谷場氏蔵真木柱巻」、「大島氏旧蔵伝西行筆竹河巻」、「伝源三位頼政筆柏木巻」が現在天理図書館の所蔵です。その他に同書には立項されてはいませんが天理河内本もその名の示すとおり現在では天理図書館の所蔵です。天理図書館の目録「天理図書館編輯『天理図書館叢書 第25輯 天理図書館稀書目録 和漢書之部第3 』天理大学出版部、1960年(昭和35年)」には上記の諸写本を含めて40点以上の源氏物語の写本についての記述があります。

いくつかの資料によれば大島雅太郎氏は「大島本」や「大島河内本」をはじめ十数本程度の源氏物語の写本を所有していたことが確認出来ますし、それらの資料に含まれていない源氏物語の写本もいくつか所有していた可能性もあるでしょうが、少なくとも上記の二人は大島氏のそれをかなり上回る数の源氏物語の写本を所有していたことが確認出来ますから、これらを見る限り大島雅太郎氏を源氏物語の写本に関して「最大の蒐書家である」とは言えないでしょう。(大島氏について「最大の蒐書家である」と表記した検証可能性を満たすような文献があるのでしょうか。)源氏物語の写本の所有者や旧蔵者を本テンプレートに入れるということ自体は検討に値すると思いますが、どのような範囲の人物(あるいは機関)をどこに入れてどのように並べるのかを考える必要があるでしょう。少なくとも現状のように「何の説明もなく関連項目の欄の中に大島雅太郎という人物が一人入っているだけ」という状況では見る人に不親切でもあり、あまり意味がないと考えますので一旦除去させて頂きます。--219.115.106.7 2012年2月10日 (金) 21:23 (UTC)[返信]

そもそも122さんの論点がずれているように思えます。僭越ながら「(A)大島は沢山集めた。だから偉大な人物である。(B)偉大な人物はこのテンプレートに記載されてしかるべきであり、除去は大島が偉大な人物であることを否定する」という風に聞こえます。もしも仮にそう思われているとすると、Aに関しては、122さんがそう思われるならば、ウィキペディア以外の場所で訴える事は全くの自由ですが、ウィキペディアは私物ではありません。また、Bのように思われているとしたら、完全に百科事典を誤解しています。
写本の(旧)所有者をこのテンプレートに書く、もっと一般には源氏物語に関わってきた、紫式部以外の、古今のあまたの人物をTemplate:源氏物語なり、専用のテンプレなりに記載するのは、うまい分類方法があれば別ですが、そうでない限り、どうかと思います。各記事を探し易い形で分類し、そこからたどる、というのが現時点では自然でしょう。もしも122さんが「うまい分類方法」のたたき台でも示して下されば、大変ありがたいです。
一方で、源氏物語の写本#写本の主な所蔵者は、相当加筆の余地がありそうです。明治以降の近代化の中で、所有者の変化のみならず、それまで存在が知られていなかった写本が知られるようになったり、それまでは研究者(?)、あるいは身分が高くても、読みたくても読めない状況だったのが、近代的な意味での研究者が読むようになったとか、そういった事も含めて、概論から書かれるべきです。つまり、写本に触れる、という観点からの、歴史的変化を記す節にするべきです。その中では当然大島についても触れる事になるでしょう。
ところでこのテンプレートは、そろそろ写本と注釈書を分ける時期に来ていると思いますが、忙しいので分割提案は出しません。219さん、いかがでしょう。他人事で済みません。--Ahora 2012年2月21日 (火) 06:28 (UTC)[返信]
(追加コメント) テンプレートに人物を書くと羅列になるので良くないと思われますが、源氏物語に関わってきた人々という記事、もしくは源氏物語の中での節は、あると良さそうです。私が書くという意味ではありません。--Ahora 2012年2月24日 (金) 09:26 (UTC)[返信]