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マーガレット・ヒギンズ・サンガー(Margaret Higgins Sanger, 1879年9月14日 - 1966年9月6日)は、アメリカ合衆国産児制限(受胎調節)活動家であり、優生学のある側面における唱道者であり、American Birth Control League(後のPlanned Parenthood)の創設者である。子供をいかにして、何時産むかを女性自身が決定する権利についてのサンガーの思想は、初めの内熾烈な反対を受けたが、やがて人々と法廷の支持を勝ち取っていった。優生学の唱道者としてはそれほどの支持を受けてはいないが、産児制限が広く行われるようになる道を切り開いた功労者である。

サンガーはニューヨーク州のコーニング(Corning)で生まれた。サンガーの母、アン・パーセル・ヒギンズ(Anne Purcell Higgins) はカトリックの敬虔な信者であった。結核と頸部の癌のために死去するまでに、18回妊娠し、その内11回が生児出生だった。サンガーは姉に授業料を払ってもらいながらハドソン(Hudson)にあった寄宿制の学校、Claverack Collegeに2年間通学したが、経済的にやっていけなくなった。

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