AN/PSQ-42
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AN/PSQ-42 ENVG-B(ENHANCED NIGHT VISION GOGGLE–BINOCUL)は、アメリカ陸軍で採用された複眼暗視装置[1]。
概要
[編集]アメリカ陸軍で採用されたAN/PSQ-42 ENVG-Bはアメリカ合衆国のL3HarrisとイスラエルのElbitSystemsofAmericaが開発した。
光増幅装置式のナイトビジョン機能の2つの眼鏡部と、熱と物体が出す光で映像化する赤外線サーマルの複合型暗視装置でこれまでの暗視装置に比して高度な目標発見識別能力を有する。
2019年にテストを開始し、2022年4月にアメリカ陸軍部隊への配備を開始した[2]。
要求仕様
[編集]- 人間サイズの目標の認識能力
- 150メートル (しきい値) 及び300メートル (目標値) で80%
- 300メートル (しきい値) 及び550メートル (目標値) で50%
- システムの総重量
- 2.5ポンド (しきい値)、1.5ポンド (目標) 未満
- 稼働時間(連続使用)
- 7.5時間 (しきい値) 及び15時間 (目標値) を超える
運用
[編集]ENVG-Bは、2021年8月の避難作戦の際に、第82空挺師団第1旅団で初めて実戦投入されている。