Arial

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。演歌ビニール (会話 | 投稿記録) による 2016年12月29日 (木) 14:58個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

Arial
様式 サンセリフ
分類 ネオゴシック・サンセリフ書体
デザイナー Robin Nicholas
Patricia Saunders
制作会社 モノタイプ
Arial
サンプル

Arial(エイリアル、アリアルなど[1])は、欧文用の書体フォントの一種。サンセリフ書体であり、そのうちのネオ・グロテスクに分類される。マイクロソフトWindowsアップルmacOSなどに同梱される。

概要

ロビン・ニコラスとパトリシア・ソーンダースが1982年にモノタイプの依頼で設計した書体である。ライノタイプの人気書体であったヘルベチカと造作が似ており、代用書体として企画・開発されたと考えられている。また、ユニバースとの共通点も多い。例としては、1の曲ったテイル、Gのテイルの欠如、tの曲ったトップなどである。

文字幅はヘルベチカと同一に設定されている。このため、Helveticaで組んだ文書とArialで組んだ文書を重ね合わせた場合、字体は微妙に異なるが、各文字の位置はぴったりと重なる。ちなみに、Arialと同様にヘルベチカの代用書体として開発されたSwiss 721という書体は、字体はヘルベチカとほとんど同一であるが文字幅は異なっており、Arialとは逆である。

Arialはブラック、ボールド、エクストラボールド、コンデンスド、イタリック、ライト、ミディアム、モノスペースド、ナロー、ラウンデッドといった派生書体を含むフォントファミリー名でもある。Windows Me では、Arial Alternative RegularとArial Alternative Symbolが標準的なフォントとして利用されており、Windows XPでもインストール CDの中に含まれている。なお、Arial Alternative Symbolには点字も含まれている。

脚注

  1. ^ モノタイプの大曲都市によれば、発音は決まっていないがエイリアル、エリアル、エーリアル、アリアル、アーリアルが許容範囲で、アライアル、アリエル、エアリアルは間違いとしている。 身近な書体: Arial”. 大曲都市. 2016年11月10日閲覧。

関連項目

外部リンク