出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(
差分)
← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
御匣殿(みくしげどの)は、
- 「裁縫する場所」の意。平安時代、後宮において衣服裁縫の女官たちの局する場所。縫司や縫殿寮から分離し、女蔵人が局した。内裏の貞観殿(じょうがんでん)の中にあり、内蔵寮で調進する以外の天皇の衣服などの裁縫をする所。また、貴人の家で、装束を裁縫し調達した所。
- 貞観殿の異称。
- 「御匣殿の別当」の略。御匣殿の女官の長官。上臈女房がなる。また、后・女院に仕える上臈女房の称。御匣殿別当を参照。