媚茶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2016年10月5日 (水) 09:05; Σ64 (会話 | 投稿記録) による版 (+Temp)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
媚茶
こびちゃ
 
16進表記 #716246
RGB (113, 98, 70)
CMYK (0, 13, 38, 56)
表示されている色は一例です
コビチャニガイグチ(媚茶苦猪口)
媚茶色のキノコ

媚茶(こびちゃ)は、江戸時代の流行色の1つ。やや黒ずんだ黄褐色。

元の名を昆布茶(こぶちゃ)といい、海藻コンブの色を写したものだが、「異性に媚びるような艶っぽい色」という意味の「媚茶」の字を当てられて流行した。

概要[編集]

守貞謾稿』には「媚茶は天保年江戸に行はれ」と、天保の頃に流行したと書かれている。

ヤマモモの樹皮を使用し、鉄媒染で染める。媒染剤にはお歯黒に使用する鉄漿(酸化鉄の溶液)が用いられた。

参考文献[編集]