直島女文楽
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直島女文楽(なおしまおんなぶんらく)とは、香川県香川郡直島町において継承されている、女性のみによって上演される人形浄瑠璃である。
歴史
江戸時代、天領の地であった直島は、古くから芸能が盛んに行われてきた。「直島女文楽」はその代表的なもので、八十八夜の鯛網の頃、網元が淡路島から文楽の一座を招致、琴弾地の浜で興行したことに端を発する。明治、大正、昭和と一時の間、途絶えた。
昭和23年、女性3人の手により再興され、以降女性のみによって上演が続けられている。昭和37年に香川県有形民俗文化財に、昭和59年には香川県無形民俗文化財に指定された[1][2]。
上演目録
- 傾城阿波鳴門 巡礼歌の段
- 音冴春臼月(団子売り)
- 伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段
- 寿式二人三番叟
- 恋女房染分手綱(茂ノ井子別れの段)
- えびす舞
- 加賀見山旧錦絵 奥庭の段
- 伽羅先代萩 政岡
脚注
- ^ “直島女文楽”. 瀬戸内国際芸術祭2022. 2023年4月26日閲覧。
- ^ “直島女文楽|文化芸術団体・個人|かがわアートナビ”. www.kagawa-arts.or.jp. 2023年4月26日閲覧。
出典
直島女文楽パンフレット(直島町教育委員会)