カワアカメ
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カワアカメ | |||||||||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Squaliobarbus curriculus (Richardson, 1846) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
カワアカメ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Barbel chub |
カワアカメ(川赤目、英:Barbel chub 、中:赤眼鳟、学名:Squaliobarbus curriculus )は、コイ目コイ科クセノキプリス亜科に属する淡水魚。カワアカメ属 Squaliobarbus は単型である。分子系統解析によってガンユイ Elopichthys bambusa と近縁であることが判明した[1]。
名称
和名と中国名は、目の虹彩部分が鮮やかな赤色であることに由来する[2]。スズキ目のアカメとは無関係である。
分布
ロシア(アムール川水系)から中華人民共和国、朝鮮半島、ベトナムにかけて分布する[3]。
形態
体形は細長くやや側偏し、ソウギョに似る。体の背面は緑灰色、下面は銀白色。各鰭は淡灰色で、胸鰭と腹鰭は黄色みを帯びる。頭部は全体的に強い金色光沢を有し、横に幅広い。口角部に1対のごく短い口ひげがある。鱗は黒色に縁取られ、体表面に重なって網目状の模様を作る。
生態
流れの緩やかな大河川や湖沼に生息する。底層を単独で遊泳し、藻類や水草などの植物質を中心に水生昆虫、貝類、小魚なども食べる雑食性である[4]。生後2年で性成熟に達する。繁殖期は5月~8月で、群れをなして支流に遡上し、岸辺の水生植物帯や浅い砂地で産卵する[5]。卵は薄い緑色で、浮遊性をもたず[6]、粘着性である[7]。
人間との関係
肉質はソウギョに近く、中国では青海省やチベットなどの内陸部を除き、食用魚として一般的である[5]。
脚
- ^ XuZhen Wang, XiaoNi Gan, JunBing Li, Richard L. Mayden, ShunPing He (2012). “Cyprinid phylogeny based on Bayesian and maximum likelihood analyses of partitioned data: implications for Cyprinidae systematics”. Science China Life Sciences 55(9): 761-773.
- ^ 『原色満洲有用淡水魚類圖説』南満州鉄道、1939年、16頁。
- ^ “Squaliobarbus curriculus”. FishBase. 2021年3月16日閲覧。
- ^ “[fishillust.com/Squaliobarbus_curriculus 눈불개(Barbel chub). Squaliobarbus curriculus(Richardson, 1846). Family 102]”. 김인영. 2021年3月17日閲覧。
- ^ a b “[www.kepu.net.cn/gb/lives/fish/import/200210230026.html 假草鱼――赤眼鳟]”. 中国科学院. 2021年3月16日閲覧。
- ^ “鲤科鱼类-11.07雅罗鱼亚科-赤眼鳟”. 长春市水产研究院. 2023年3月31日閲覧。
- ^ 『一种赤眼鳟鱼的人工繁殖方法』句容水库管理所水行政管理综合执法队、2013年 。