箱根登山鉄道ケ2形客車
表示
箱根登山鉄道ケ2形客車 | |
---|---|
1994年頃撮影 | |
基本情報 | |
製造所 | 日立製作所 |
製造年 | 1971年 |
製造数 | 2両(1、2) |
主要諸元 | |
編成 | 1両 |
軌間 | 987mm |
車両定員 |
121人(立席定員、乗務員1人含む) 36人(着席定員) |
車両重量 | 9.0t |
全長 | 11,560mm |
全幅 | 2,622mm |
全高 | 3,720mm |
備考 | 数値は[1]に基づく。 |
箱根登山鉄道ケ2形客車(はこねとざんてつどうケ2がたきゃくしゃ)は、箱根登山鉄道が同社鋼索線(箱根登山ケーブルカー)用へ1971年(昭和46年)に投入したケーブルカー車両。鋼索線における3代目車両にあたる[1]。
概要・運用
1950年(昭和25年)に導入された2代目車両ケ1形に代わる車両として登場した車両。先代の車両と定員は同数だが、扉数が2箇所に減少した他、前面の形状も2枚窓に変更された[2]。塗装は車体の上半分が銀色、下半分が赤色、窓下に白の帯が入るというものだった[3]。
箱根の観光ルートの一環を担う鋼索線の車両として、登場以降1990年代前半まで多数の乗客を乗せて活躍した。しかし、利用客の増加に伴いケーブルカーの待ち時間も増え、箱根登山鉄道との乗換駅である強羅駅で1時間以上待たされる事も珍しくない事態に陥った。それを受け、箱根登山鉄道は輸送力を強化するため鋼索線の大規模リニューアルを決定。それを受けて1994年(平成6年)の秋から運休を実施した。その際、車両も4代目にあたるケ100形・200形に更新し、1995年(平成7年)3月16日から営業運転を開始したため、本形式は1994年をもって引退している[4]。
脚注
出典
参考文献
- 生方良雄『箱根登山鉄道125年のあゆみ』JTBパブリッシング、2013年9月。ISBN 978-4533093746。