播州そろばん
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播州そろばん(ばんしゅうそろばん)とは、兵庫県小野市を中心に製造されている兵庫県の伝統工芸品で、1976年に通商産業省(現・経済産業省)伝統的工芸品に指定された[1]。地域団体商標に登録している。
概要
天正年間に豊臣秀吉が三木城を攻略した際、大津地方に逃れた住民が大津そろばんの製造法を習得し、彼らが小野周辺に帰郷してそろばんの製造を始めたことが播州そろばんの起源となった。樺・柘植・黒檀などの木材が使用される。国内のそろばん市場では70 %の市場占有率を占めている[2]。1960年代には350万丁の播州そろばんが生産されていたが、現在の生産量は15万丁程度である[2]。
海外においてそろばん教育を取り組んでいる国の貧しい子供たちのために高品質な播州そろばんを寄付する活動が行われている。2010年9月から11月までの2か月間で約1,200丁の播州そろばんが集まり、その大半が個人からの寄付であった。この約1,200丁の播州そろばんは2010年11月中頃にトンガに送られ、今後チュニジアにも送られる予定である[2][3][4]。
展示施設
出典
- ^ 播州そろばんの歴史 - ウェイバックマシン(2004年4月26日アーカイブ分)
- ^ a b c “高品質の播州そろばん、海外で再活用”. 読売新聞 (2010年9月10日). 2010年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月5日閲覧。
- ^ コラム「透視図」.北海道建設新聞社 (2010年11月10日) - ウェイバックマシン(2014年8月13日アーカイブ分)
- ^ “貧困国の子の成長、ねがいましては~ 中古そろばん寄贈広がる”. 産経新聞社 (2010年11月8日). 2011年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月5日閲覧。
関連項目
外部リンク
播州そろばん - 日本の伝統的工芸品館内の紹介ページ