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ハシブトアジサシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ハシブトアジサシ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: カモメ科 Laridae
: ハシブトアジサシ属 Gelochelidon
: ハシブトアジサシ
G. nilotica
学名
Gelochelidon nilotica
和名
ハシブトアジサシ
英名
Gull-billed Tern
Gelochelidon nilotica

ハシブトアジサシ(嘴太鯵刺、学名:Gelochelidon nilotica)は、チドリ目カモメ科に分類される鳥類の一種である。 アジサシの仲間。

分布

ユーラシア大陸、北アメリカ南部、南アメリカ、アフリカ中部、オーストラリアなど、全世界に広くに生息する。内陸の湖沼付近でも繁殖する代わりに、あまり外洋には出ない。日本に一番近い繁殖地は台湾中国東部など。

日本では旅鳥として、まれに本州以南で観察される。

形態

体長約38cm。翼開長は約95cm。夏羽は頭上が黒く、体の上面は淡い灰色、体の下面は白色である。冬羽では頭上も白色になるが、眼の後方にわずかに斑状に黒色部が残る。他のアジサシ類と比べると嘴が太く(これが和名の由来である)、足が長めであることが特徴である。

生態

干潟や河口に生息する。砂浜を往復しながら(行ったり来たりしながら)餌を探すことが多い。

食性は動物食で、カニを好んで食べる。


ハシブトアジサシ

参考文献

関連項目