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ボビン (裁縫)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ボビンとは、を巻くための筒状の道具。

概説

ミシン等で使用される糸巻きとしてのボビンは、筒状もしくは両端に円形の板がついた筒のようになっている。金属製やプラスチック製のものが多い。

ボビンは糸を巻いた状態でコッペなどに収納され、必要に応じて巻かれた糸の色を選んで使用される。使用後、空になったボビンはミシンの糸巻き機能を使用して新たに糸を巻き取り、再度使用される。

ボビン (bobbin) という英単語(1520年代)は、フランス語で糸巻きを表す bobine を語源とする[1]。その不確かな語源は、ラテン語balbus であるとされ、原義は「ごとごと音を立てるもの」である。

家庭用ミシンのボビン

ボビン釜とボビンケース

家庭用ミシンのボビンは、下糸を巻く器具である[2]。家庭用ミシンのボビンは機種によって高さ(幅)が異なるため、機種に適合したものを使用する必要がある[2]

垂直釜タイプの家庭用ミシンでは、ボビンをボビンケースに収めた状態で使用する[2]。糸を巻いたボビンをボビンケースに収め、糸端を糸調子ばねの下を通し窓から出してミシンにセットする[3]。下糸の糸調子はボビンケースのねじで調整する[3]

水平釜タイプの家庭用ミシンではボビンケースを必要とせず[2]、ボビンを下糸巻き装置に直接セットして用いる[3]

ギャラリー

脚注

出典

  1. ^ bobbin (n.)” (英語). Online Etymology Dictionary. Douglas Harper. 2022年3月22日閲覧。
  2. ^ a b c d 坂内 2015, p. 10
  3. ^ a b c 坂内 2015, p. 25

参考書籍

  • 鏡子『いちばんよくわかる ソーイングの基礎』日本ヴォーグ、2015年4月15日。ISBN 978-4529054546 

関連項目