コンテンツにスキップ

リブラリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2022年3月24日 (木) 05:04; 125.206.35.228 (会話) による版 (内容が古いかったため、2022年度最新の情報に更新。)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

リブラリア(りぶらりあ)とは、東京都立日比谷高等学校図書委員会が発行する機関誌である。編集・発行は学校教員の指導のもと、委員会の「リブラリア班」(2006年度から「プレス班」に改称予定)が行っていた。2022年現在は図書委員会の幹部メンバーが中心となって作成している。

歴史

[編集]
  • 1955年(昭和30年)7月20日・・・第1号発行。この時はまだわら半紙1枚だった。
  • 1967年(昭和42年)3月・・・この年度に冊子化され、A5サイズの「リブラリア」が誕生。
  • 1976年(昭和51年)3月・・・この年度の号に「20周年記念特集」が掲載される。
  • 2006年(平成18年)3月・・・この年度の号は「創刊50周年記念特大号」として発行。

概要

[編集]

「リブラリア」は、昭和20年代に出されていた「ライブラリー・ニュース」という図書館広報が前身。これは数回発行されただけであえなく廃止されてしまったが、「読書指導の強化」を目的に再開が決まり、「リブラリア」として図書館の情報などを載せる機関紙としてスタートした。なお、この頃は委員会内の「弘報部」が編集を行っていた(「広報」のことを当時は「弘報」と表記した)。

わら半紙1枚、表裏印刷でスタートし、年間2~3回のペースで発行された。年月が経つにつれ、枚数も増やされ、生徒の意見文なども載るようになった。

昭和41年度から冊子の「年刊リブラリア」がスタート。以降、リブラリアは雑誌スタイルの機関誌となり、図書館の情報を発信する機関紙は「かわらばん」に改称された。

昭和49年度の号からB5サイズになり、生徒からの投稿のほかに特集が組まれていたり、教職員やOBからの寄稿もあり、充実した誌面になっていった。この頃は「月刊リブラリア」として「年刊リブラリア」とは別にリブラリアが発行されていた。

平成29年度までは「生徒の作品の発表の場」という位置づけで、「年刊リブラリア」も含めて3~4ヶ月間隔で発行されていた。

令和4年度時点は年に1回の発行となっている。内容は先生インタビュー、生徒投稿作品、各班の成果報告、座談会の掲載などである。

種類

[編集]

過去には「リブラリア」は次の2種類が発行されていた。

  • 「(「季刊」または「通常」)リブラリア」
  • 「年刊リブラリア」

前者は、3~4ヶ月単位で発行されるもので、学校内で印刷製本されている。星陵祭(文化祭)や学校説明会で配布されていて、一般の人も読める。後者は、業者に印刷・製本を発注するもので、生徒の投稿作品だけでなく様々な特集や記事が組まれている。

しかし、現在は「年刊リブラリア」のみの発行となっている。

特記事項

[編集]
  • 「リブラリア」はラテン語の「Libraria」のことで、「図書館」という意味。
  • 東京都立日比谷高等学校では、戦前の府立一中時代には「星陵」など、戦後は「いてふ台」など数々の雑誌が発行されてきた。しかし、リブラリアのように50年近く続いたものは皆無で、如何にリブラリアが生徒達に親しまれてきたかがわかる。