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矢部八重吉

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矢部 八重吉
(やべ やえきち)
生誕 矢部 八重吉
(やべ やえきち)
1875年生まれ
日本の旗 日本
死没 1945年
日本の旗 日本
居住 日本の旗 日本
ドイツの旗 ドイツ
イギリスの旗 イギリス
 オーストリア
国籍 日本の旗 日本
研究分野 心理学
精神分析学
研究機関 コロンビア大学
出身校 コロンビア大学
影響を
受けた人物
グローバー(Glover, E.)
プロジェクト:人物伝
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矢部 八重吉(やべ やえきち、1875年 - 1945年)は日本心理学者精神分析家[1]

アメリカコロンビア大学心理学を学んだのち、1928年大槻憲二長谷川誠也(天渓)らと共に東京精神分析学研究所を創設した。公務で1930年ドイツに渡航した後、イギリスでグローバーから教育分析を受け、ウィーンで直接ジークムント・フロイトと会見した。日本人として初の国際精神分析協会認定精神分析家となり、フロイト著作集の翻訳を行うなど、日本における精神分析の先駆者となった[1]

学会

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著書

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単著

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  • 『精神分析の理論と応用』 早稲田大学出版部 1932
  • 『思春期の心理解剖』 万里閣 1939

共訳

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  • フロイト (対馬完治と共訳) 『自我とエス (フロイト精神分析学全集 7)』 春陽堂 1932
  • ジークムント・フロイト『フロイド精神分析学全集』春陽堂、1933年。 

論文

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  • 「E. グラヴァー氏の個人的印象」 『精神分析』 第1巻 5号 1933
  • 「分析治療の要領」「矢部氏の分析寮」 『精神分析』 第2巻 1号 1933

出典

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  1. ^ a b 小此木啓吾 他(編)『精神分析事典』岩崎学術出版社、2002年4月。ISBN 9784753302031  p.557

参考文献

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関連人物

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関連項目

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