コンテンツにスキップ

スクラーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2018年12月21日 (金) 17:43; G-Sounds (会話 | 投稿記録) による版 (応急処置。)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

スクラーゼ(sucrase)とは、スクロースの1,2-グリコシド結合加水分解する酵素である。また、ヒトなどにおいて、消化管内へと分泌される消化酵素の1つでもある。

サッカラーゼとの比較

[編集]

スクラーゼによってスクロース1分子を加水分解すると、グルコースフルクトースが1分子ずつに変化する。ところで、サッカラーゼもまたスクロースを、グルコースとフルクトースとに加水分解することができる酵素である。しかし、スクラーゼとは異なり、サッカラーゼはスクロース以外にも何種類かの二糖類を加水分解することができる。

また、スクラーゼは、スクロースの持つグルコースとつながっているグリコシド結合を加水分解する酵素、すなわち、グルコシダーゼの1種である。これに対して、サッカラーゼは、スクロースなどが持つフルクトースを認識して、フルクトースとつながっているグリコシド結合を加水分解する酵素である。

関連項目

[編集]