Vergatario
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Vergatario(ヴェルガタリオ)はベネズエラ政府と中国のZTEの合弁会社[1]であるVetelca(ブテルカ)が製造・販売しているCDMA方式の初の国産携帯電話端末[2]。ベネズエラ政府の助成により約14~15ドルという低価格で販売されており、英紙ガーディアンは「おそらく世界で最も安い携帯だろう」と報じている[1]。完成した際は当時のウゴ・チャベス大統領がテレビで自らの母親との通話を披露してる[1]。
低価格ながらネット接続が可能で、カメラやFMラジオチューナーも搭載しており、MP3・MP4プレーヤーとして音楽や動画を視聴できるなど機能は充実している[1]。
2009年5月9日にベネズエラで発売されたが、用意されていた5000台はすぐに売り切れた[3]。ベネズエラ政府は2009年末までに60万台の生産を見込んでおり、2010年までに100万台、2011年までに200万台の生産を目指している[2][1]。また、ラテンアメリカやカリブ海諸国、世界への輸出も考えているという[1][4]。
また、ベネズエラ政府は中国の浪潮集団とVITを設立して国産コンピュータの製造も行っている[5]。
脚注
- ^ a b c d e f “Chavez launches $15 mobile phone with a name to make his mother blush”. guardian.co.uk. (2009年5月11日) 2009年5月17日閲覧。
- ^ a b “Movilnet, ZTE to launch El Vergatario handset on 8 May”. telecompaper.com. (2009年5月4日) 2009年5月17日閲覧。
- ^ “1st Venezuelan phone sold out”. straitstimes.com. (2009年5月11日) 2009年5月17日閲覧。
- ^ “Venezuela shows off locally-produced El Vergatario phone”. engadgetmobile.com. (2009年3月16日) 2009年5月17日閲覧。
- ^ “Gobiernos Chino-Venezolano Ratifican Alianza con tecnología de punta”. Caracas Digital. (2013年10月1日) 2018年8月6日閲覧。