飲作用

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ピノサイトーシス

飲作用(いんさよう、: Pinocytosisピノサイトーシス)とは、細胞が行うエンドサイトーシスの形式の一つ。


概要[編集]

細胞自身の栄養行為細胞シグナル伝達等の、細胞というシステムの基本を構成する機能の1つであり、ほぼすべての細胞がこの機能を持つ。食作用細胞外液に浮遊する粒子(壊れた細胞や病原菌)を選択的に細胞内に取り込むことを指すのに対し、飲作用は細胞外液を非選択的に細胞内に取り込むことを指す。


食作用と飲作用の統合[編集]

歴史的に食作用と飲作用は異なる機能と見なされてきた。しかし近年の研究により、異なっているのは取り込む対象だけであり、取り込む作用そのものは両者とも全く同一の機構であることが判明している。そのため両者を同じものとして扱うべきであるとする立場が存在するが、主流には至っていない。

語源と発音[編集]

英語のPinocytosis[ˌpɪnəsˈtsɪs, ˌp-, -n-, -sə-][1][2][3])という単語は、pino- + cyto- + -osis連結形を用いる。これらは全てギリシャ語由来の近代ラテン語英語版であり、píno(飲むこと)とcytosis英語版を反映している。この用語は1931年にウォーレン・ハーモン・ルイス英語版によって提唱された[4]


脚注[編集]

  1. ^ "Pinocytosis". Oxford Dictionaries. オックスフォード大学出版局. Retrieved 2016年1月22日.
  2. ^ "Pinocytosis". Merriam-Webster Dictionary. Retrieved 2016年1月22日.
  3. ^ "Pinocytosis". Dictionary.com Unabridged. Random House. Retrieved 2016年1月22日.
  4. ^ Rieger, R.; Michaelis, A.; Green, M.M. 1991. Glossary of Genetics. Classical and Molecular (Fifth edition). Springer-Verlag, Berlin, Google Books.

参考文献[編集]

  • Campbell, Reece, Mitchell: "Biology", Sixth Edition, Copyright 2002 P. 151
  • Marshall, Ben, Incredible Biological Advancements of the 20th Century, Copyright 2001 p. 899
  • Alrt, Pablo, Global Society Harvard study, copyright 2003 p. 189
  • Brooker, Robert: "Biology", Second Edition, Copyright 2011 p. 116
  • Cherrr, Malik, The Only Edition, Copyright 2012, p. 256

関連項目[編集]